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占いという もう一つの眼

五黄の寅

2021年12月26日 | 占いばなし

さて、いつの間にか太陽も冬至を折り返し、事実上の2022年が始まった。
西暦では1月1日から新年だが、干支暦では新しい年の干支は立春から始まる。
2022年の干支は「壬寅」、九星は「五黄」だ。
36年に一回の、いわゆる「五黄の寅」で、大乱の年と言われている。
明治以後では、明治11年、大正3年、昭和25年、昭和61年と、今回で5回目だ。
大正3年の第一次大戦と、昭和25年の朝鮮戦争の印象が強いので、大戦争の年とも言われ、明治11年と昭和61年には、大戦争は起こってないが、大きな曲がり角ではあった。共通して言えることは、この後、日本にはつかの間のバブルが起こった。

寅年は木星が魚座のあたりに来るので、その後、牡羊座に来れば、天秤座の日本と180゜になり、千客万来でお祭り騒ぎになり、その後始末が待っている。
また、五黄と重なることで、森羅万象、物事が本来の能力を強く発揮し、それが寅年の特徴を際立たせることになり、「大乱」つまり、誰にも止められない、ごまかしの効かない事態が顕現する。
昭和25年の朝鮮戦争はどんな環境で始まったのか、今、もう一度、真剣に振り返る時だ。

五黄の寅の様相をもう少し子細に見ると
明治11年は戊寅、大正3年は甲寅、昭和25年は庚寅、昭和61年は丙寅で、戊寅と丙寅が強弱の目安である十二運の「長生」で穏やかなのに対し、大正3年の甲寅は「建禄」で最強、昭和25年の庚寅は「絶」の最弱と、極端なエネルギーが働く年だから、大戦争になったのだろう。朝鮮戦争は単なる地域紛争ではない。
来年2022年は壬寅の「病」で、脱力感があり、前回は1842年・天保13年に当たる。
天保の改革や異国船打払令の廃止。アヘン戦争の終結など、世界的に紛争終結の年となったようだが、来年もそうなってほしいものだ。


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