魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

ギックリ

2014年07月15日 | 生活の知恵

不眠対策の話を書いたので、ギックリ腰のことも書かなければならない。自分としては、これの方が驚いている。

40代の頃から、ギックリ腰に悩まされるようになった。
本当に、何でもないふとした弾みに「ゴキッ」「ギックリ」と聞こえたような気がして、どんどん痛くなってくる。
少なくとも1週間ぐらいは、トイレにも行けない。

あまりの痛さに、ぐっと耐えていると、それが妙に快感になってくる。これがいわゆる「○○ハイ」と呼ぶドーパミン効果なのかも・・・などと思いながら耐える。
これが大体、一年に1~2回、主に夏場に起きる。

そのうち、ギックリ腰とは椎間板ヘルニアも含むものだと知って、もしそうなら、うかつにはみ出さないようにしたら良いのではないか、と思い、朝起きた時に、脊髄を詰めるであろう体操をしてみることにした。

朝の歯磨きの時などに水を吐き出そうと下を向いた時などに発生するのも、睡眠中、関節が間延びして開き、はみ出し
やすくなっているからではなかろうか。そう思った。

そこで、寝起きに何よりも先に、バンザイ屈伸をすることにした。もちろん、ギックリ腰が発生していない時だ。
これは、昔の映画「社長太平記」で、森繁久弥社長が、朝、庭でしていた体操で思いついた。

イメージとしては、日本古式の体操で、なんだか滑稽で、かなりみっともないのだが、背骨を詰めるには効果がありそうだ。本来はおそらく、筋肉の慣らしのためで、逆の目的だろう。

しゃがんだ体制から、バンザイと真っ直ぐ上に一気に伸び上がり、その勢いで、またしゃがむ。これを10回繰り返し、最後にしゃがんだ時に、念のため、カエルの格好のまま、3回ひじで脇を叩く。その間、背骨の関節を詰めていることを意識するのがポイント。

何の裏付けもない、単なる思いつきだが、これを始めた日から、十年以上、一度もギックリが発生していない!
もちろん不用意に腰を曲げて下を向かないことなど、他にも気を配っていることはある。

また、年をとるほど、はみ出る中身が少なくなるという事もあるだろう。
しかし、試しにとバンザイ屈伸を始めた日から、ピタリと無くなったのだから、止めるわけにはいかなくなった。

ギックリ腰に悩む、60歳の人に、この方法を話したら
「膝の関節が痛いのに、できるわけがない」と言われた。
確かに、確かに、ごもっとも。
自分も、何時までできるものやら