魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

闇の闘争心

2009年11月18日 | 星の流れに

浜松の麻雀店で放火死亡事故が起こった。
韓国の新聞はいち早くこの事故を報道した。韓国だけじゃないんだと言いたかったのだろう。

問題が全く違うのだが、確かに、占い的には同じ現象だ。
賭場や遊技場はサソリ座だから、そこでの、爆発炎上死亡事故ということでは星の配置に一致する。

連鎖」で言ったような問題と、麻雀店の問題は、社会、世相の問題としてまったく次元を異にする。
しかし、現象の占い的に持つ意味という点では、サソリ座の性向として共通性がある。

サソリ座の武力については「連鎖」「占いと競馬2」でも話したが、ギャンブルの娯楽と闘争心もサソリ座だ。
サソリ座の、転換、逆転の意味にも符合する。ギャンブルは、他人の金を自分のものにする、奪い合いだ。ただし、「人類の運命を新技術に賭ける」などと言う場合は、バクチのことでは無い。

一般にバクチと言えば、生産を伴わない、勝ち負けによる奪い合いのことで、負ければ奪われる。
誰も、負けるつもりではやらない。始めから負けるとわかっていることに掛け金を出す人はいない。

だから、バクチの本質は闘争心であり、元来、しなくても良い闘争をすることは、自分が勝てるという「うぬぼれ」か、虫の良さだ。
勝つのが当然と思っているのに負けると、ただ金を失った以上に、プライドが傷ついたり、相手のためにやられた、と被害者意識を持つ。つまり、他人のせいにする。

勝つ時も負ける時もあることを、承知でギャンブルをする人は、負けは、運も含めて、自分の能力の問題だと思う。
ところが、虫の良い無自覚な人ほど、反省することなく他人を恨む。

だから、裏賭博には必ず、「たれ込む」人間が出てくる。
公営賭博場には放火がある。
そして、今回の麻雀店の放火のようなことが、日常的に起こる。