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山形の旅2018【旧県庁舎&県会議事堂】

2018-09-10 | 山形の旅2018

山形の旅の続き、旧県庁舎と旧県会議事堂のある文翔館へやって来た。

大正5年に建てられた旧県庁舎は昭和50年まで、約60年間県庁舎として使われ、その後昭和58年まで

東南村山合同庁舎として使われて、現在は保存修復工事の後、山形県郷土館、文翔館として公開されている。

 

 

県庁舎は英国近世復興様式を基調として建物だそうで、半地下式の煉瓦造りの3階建となっている。

外壁は花崗岩の石貼りだそう。

 

 

エントランス

ボランティアガイドさんがおられたので、急いでいたけどせっかくなので高速ガイドをお願いした。

 

 

入口扉上部のステンドグラスはリースのようなデザイン。

 

 

重厚な大理石とアーチが連なる玄関ホール。

  

 

正面の大階段から見下ろす玄関ホール。

 

 

重厚感あふれる装飾のある階段ホール

 

 

階段ホールのステンドグラス。

 

 

大理石の柱の上部には細やかな漆喰装飾が施されている。

 

  

正庁は重要な会議等に使用され、内装も最も豪華。

 

 

正庁の漆喰飾りは改修時には残っていなかったところ、天井裏から見つかった破片や当時の資料をもとに復元されたそう。

果物と花、アカンサスなどの装飾が修復時の職人の手によってとても細やかに再現されている。

 

 

寄木の細工も凝った床

 

 

バルコニーはひび割れがひどく解体修理された。

当初の赤と黄色の市松状のタイルが出てきたため、当初の状態に復元されたという。

 

 

貴賓室

重厚感たっぷりのオリジナルの暖炉

 

 

ステンドグラスの入った衝立があった。

 

 

天井の漆喰装飾は部屋毎に違っていてどれも見事に復元されていた。

 

  

 

 

知事室。

ボード貼りされていた天井は漆喰の花飾りに、壁紙も現存していた模様から復元されたそう。

 

 

 

 

 

絨毯は昭和30年代に織られた山形県産品だそう。

 

 

高等官食堂として使用されいた部屋。

床は前面に道中格子と呼ばれる寄木模様が復元されている。
 

 

この部屋だけ腰板壁が高くなっているのは、音の反響により食事中の話し声がよく通るようにするためだとか。



時計塔は札幌の時計塔に次いで2番目に古いものだそう。

時計職人の方が手動で巻き上げているのだとか。

 

 

中庭は煉瓦がむき出しになっていて、煉瓦造りの建物であることがわかる。

この中庭と知事室は映画、「るろうに剣心」のロケ場所にもなったそう。

中庭はオープンカフェとしても使われてるようだけど、この日は暑すぎてムリ;

 

 

旧県庁舎と旧県会議事堂をつなぐ渡り廊下。

 

  

旧県会議事堂。

 

 

議場も空いていると見れるのだけど、この日は使用中だったため、上の窓からのみの見学。

 

 

当時としては珍しい水洗式トイレが使われていたそう。

壁や床には色鮮やかなタイルが貼られていたことがわかり、タイルも復元したのだという。

 

 

 

コメント
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