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宮津の近代建築【旧三上家住宅】

2014-10-13 | 豊岡&与謝野&宮津の旅2014


伊根に泊った翌日、やって来たのは宮津。
宮津の近代建築を見て帰ることに。

重要文化財、旧三上家住宅は江戸時代後期の町屋建築。
酒造業、廻船業、糸問屋などを営み財をなした三上家の主屋、迎賓施設を備えた大規模な住宅。
内部公開されていたので見学した。
建物は1783年に焼失により再建された主屋にその後酒造施設、新座敷、迎賓施設が増築、改造が行われた。





主屋のニワは豪壮な梁や扇状に並んだ扇垂木を見ることができる。





ニワに続いて酒造施設である釜場や麹室も。
最盛期には年間600石のお酒が生産されていたのだとか。





各棟にある座敷はそれぞれ質が高く、特に庭座敷は希少価値が高い黒柿の床框をはじめ随所に銘木がおしみなく使われ、
欄間彫刻も凝ったもの。





欄間は波間に踊る鯉。
鯉の目には水晶を用いた玉眼がはめられている。





その庭座敷からは京都府指定名勝とされている三上家庭園が観賞することができる。
宮津藩御用庭師、江戸金の作庭と伝えられる。





お庭の池にはこんなかわいい亀たち、親亀、子亀、孫亀が三代揃って仲良く泳いでた。





格式高い造りの仏間と豪華な仏壇も。





仏間の天井。





隠れた見どころには部屋ごとに違う釘隠し。
庭座敷、次の間の釘隠しは桃





入側、控えの間は葵がデザインされている。





新座敷は蘭





奥座敷は宝尽くし





仏間は笹





次の間脇の廊下はクヌギとさまざまな文様が見られた。





釘隠しの他にも襖の取っ手もデザインいろいろで楽しめた。































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