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転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



娘はお友達の家に遊びに行くのだと言って、
朝10時前に、待ち合わせ場所の広島駅へと向かった。
私は彼女を送り出してから後片付けをし、
きょうこそ!と、舅姑の墓掃除・墓参りに出かけた。
とっくに、お供えの花の状態が限界に達している、
と数日前から感じていたからだ。

………が、外は、とてつもなく、あづがっだorz

バス停で立っているとき、既に日射病になりそうな感じだったのだが、
最近は更に、バスに乗っても、車内は冷房が弱いので体が冷えず、
目的の停留所で降りたら、ここからあとはもう、
遮るものなど全くない墓地での清掃作業で、暑いのなんの。

前に来たときそのままにしていたろうそくが、毎日の高温のために、
二本とも溶けて逆U字型に曲がっており、両方とも取り替えたが、
今度来たらまた同じことになっているだろうと思われた。

こんな天気では、じーちゃん・ばーちゃんも暑かろう、
と思って、ぞうきんで墓石を拭いて、ひしゃくで水をなんどもかけたが、
しまいに、自分がバケツの水を頭から浴びたい気分になった(爆)。
焼け石に水とは、このことだと思った。
そして、花筒も洗って新しい菊を供え、お線香をあげたが、
いかん、このままでは熱中症になる、と思い、サッサと退散することにした。

そしてまた、お寺の前の、灼熱のバス停で何分か立って待ち、
やっと来たヌルいバスに乗って、広島バスセンターまで帰ってきた。

うちの田舎のほうでは、夏の墓参りというのは朝、薄暗いうちに家を出て、
朝ご飯の前に終わらせて帰って来るものと決まっていたが、
あれはきっと、「墓には午前中のうちに行く」という作法の問題だけでなく、
「日陰のない墓所や山道は暑いから、日が登り切る前に墓参りを済ませる」
という意味合いもあったに違いない。
まあ、もちろん、ヤブ蚊が活動する時間帯(日中)になる前に急いで行って来る、
というのも、ああいう山奥だと、大事な問題だったとは思うけれど。

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・私はきょうは、2009年8月5日以来初めて、コンタクトレンズの検診に行った。
かかりつけ眼科の建物は存在していたが、なんと、院長先生が、
この二年の間に、全然違う人に交代なさっていた(汗)。前の先生は、何処に?
私は今や、特別に気合いの入った外出のとき(人様の披露宴に招かれたとか、
ポゴレリチが来た等のとき)しか、コンタクトレンズを使うことはないので、
2年ぶりの検診とはいえ、調べて貰ったらレンズは大変綺麗だとのことだった。
視力も変わっておらず、眼圧も基準値の範囲内で、眼底検査も問題なかった。
「きょうはレンズを新しく交換しましたので、また三ヶ月後くらいに、
検診にお越し下さいね」
と美人の看護師さんに言われ、私はおとなしく「はい」と言ったが、
むこう三ヶ月だと多分、運転免許の更新手続の日以外には、
コンタクトを使う機会は無さそうなので、検診はあまり意味がないと思われた(^_^;。

・休日に「ゆっくりする」ことが苦手な主人は、今朝は4時半に起きた。
私も暑いせいか、それとも歳のせいか知らないが、最近は早起きになりつつあり、
今朝は主人の起き出した物音で目が覚め、コーヒーを淹れたりした。
それでも私の方は7時過ぎから二度寝したのだが、主人はその頃から外出した。
スポーツクラブに行ったのか、ほかの用事か、定かでなかったが、
主人はそのあと一旦、昼に帰宅した。
昼食は、なんとかいう旨いラーメン屋で食った、と自慢していた。
それから、コンタクトレンズの検診が終わった私と待ち合わせて、
午後3時頃から買い物に出かけ、夕方帰宅してから、
「散髪行って来る」とまた外に出て行った。
わんこのようにお散歩の好きな人ではないか。
どんだけ外に出ているのだ、一体(^_^;。

・試験の終わった娘は、お友達2人と待ち合わせて、昼過ぎから映画を観に行った。
かねて楽しみにしていた『劇場版 戦国BASARA―The Last Party―』のためだ。
主題歌が西川貴教(T.M.Revolution)だから、というのもあるが、
ゲームのBASARAも娘達は大好きなのだ。
「いや~、久々にアタリでしたわ(^^)」
と、夕方、娘は上機嫌で帰宅した。
映画の内容も期待以上だったし、何より駄目押しだったのが、
エンディングで、T.M.Revolutionの『The Party Must Go On』に乗せて
戦国武将たちが延々ノーカットで4分以上に渡り、踊り続けた(爆)ことで、
最後の最後になってコレというのは笑いナシには観られず、実に素晴らしかったそうだ。
是非、DVDが出たら買って欲しい、と娘は言った。

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・私の、怒濤の一週間が終わり、娘の期末考査も昨日、終わった。
そして梅雨も、昨日明けた。
私はお陰で、なんだか「終わった~♪」とスッキリした気分になったが、
娘のほうはまだ完全に解放されたとは言えず、
きょうは高2模試が学校であって、またお弁当を持って登校した。
午後からは帰宅し、いつもの中高生絵画教室に行く予定だそうだ。

・娘は、このあと日曜日と月曜日の二日間、学校が休みだ。
娘の学校は、何かよくわからないが毎学期の期末考査のあと必ず、
中高とも「自宅学習日」という名の休日が設けられている。
考査が終わったあとの休日にまたぞろ勉強する生徒は居ない、
……などという心構えでは本当はいけないのだが(^_^;、
それにしても、試験は済んでしまったし、答案も返却されていない時期に、
「自宅学習日」など設定して貰っても、大して有り難みは無さそうに思えるのだけれど、
皆さん、しっかり自宅学習していらっしゃるのでしょうか。
うちのは惰眠をむさぼっているか、市街地に遊びに行ってしまうかのどちらかですが。
っていうか、これは結局、お忙しい先生方のための、
「採点日」「成績処理日」なのではないかと……(^_^;。

・先日、萩原麻未ちゃんの演奏会に誘ってくれた友人は、某高校の国語教諭だ。
うちの娘が高2というと、彼女は俄然、進路指導の「先生」の顔になり、
「みーちゃんは今年、大学のオープンキャンパスいろいろ行ってみるでしょ」
と言った。
それで私は、今更ながら、自分がまだ何も考えていなかったことに気づいた(汗)。
去年、東京で二箇所ほど行ったのですっかり満足していたが、考えてみたら、
そもそも東京方面を受けるかどうかも、ちゃんと決めていない。
ほかにも大学はまだまだたくさんあるではないか。
本人の動機付けのためにも、もっとあちこち見学したほうが良いのは明らかだろう。
「H大(←地元の国立大学)は8月8日と9日だよ」
と哀れを催したらしく友人が先回りして教えてくれた。ありがとう<(_ _)>。
地元大学でありながら、私自身、H大には一度も行ってみたことがない。
ひとつの学部からよその学部まで移動するには、自転車かバイクが要る、
という噂の広々としたキャンパスなので、確かにイベントの日に行かないと迷いそうだ。

・娘の進学先については、究極的には、本人が「ここ」と思うところが良いのだが、
私自身は、自分が学生時代に東京にいたので、若いときに東京に住んでみるのも、
悪くないのではないか、という考えでいる。
親戚も知人も誰ひとり東京に見当たらなかった私のときと違い、
今は私の友人たちが何人も東京にいて娘も顔見知りだから、心細いということはないだろう。
デザイナーのS嬢、クリエイターのD氏には、とりわけ娘もなついて、親切にして貰っている。
……という話を、最近、していたら、別の友人が言った。
「みーちゃん、小さいときからオタクな両親に育てられて英才教育を受けてきて、
高校卒業後はいよいよ、D氏やS嬢に弟子入りしてオタクの専門課程に進むんだね」
……そうだった、ああいう偉大な人々に娘をヨロシクと託すのは、
つまり、そういうことだった……。

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きょうは私の誕生日だ。47歳になった。

NHK『SONGS』がQUEENだった回の録画を、昨夜、観ていて、
フレディ・マーキュリーが45歳で亡くなったことを改めて思い出し、
いつの間にか、私はふれで先生の年齢を追い越してしまったなあ、
と今更ながら感慨にふけった。

ジョルジュ・ドンも、ディヌ・リパッティも、中島敦も三島由紀夫も、
私が感銘を受けた人達の多くが、私より若い人になってしまった。


……もっとも、79年に『白い巨塔』で財前を演じた田宮次郎が、実は43歳だった、
という事実のほうが、気づいたとき、もっと愕然としたけどもよ(爆)。

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・娘の部屋のエアコンの水漏れが改善されたことがはっきりしたので、
本日、メーカーのほうから集金に来て下さり、6930円を支払った
(技術料4400円、出張料2200円、消費税等330円)。
明細を見ると修理内容は『ドレンパン修正』とあった。
本格的に暑くなる前に、家のエアコン全部が良い状態になって
今年は本当に安心した。

・月曜から立て続けに外出が続き、家のほうもいろいろと忙しく、
さすがに睡眠不足に陥った自覚があったので、きょうは昼寝をした。
そのとき見た夢の中では、パンスーの祖母がなぜか私の姑になっており、
体の具合が悪いというのでタクシーを呼んで、近所の医院まで通院介助をした。
診察して貰うと、姑(=祖母)の病気は「ストレスが原因」とわかり、
「何がストレスになっていますか」と医師に尋ねられた姑は、
「嫁(=私)の服装があまりにヒドいので許せません」と答えた。
見れば私は、受診のつきそいに来るのに、半袖Tシャツとハーフパンツ、
と寝間着さながらの格好をしており、なるほど姑の言う通りと思い、
「申し訳ありません!」とコメツキバッタのように頭を下げていた。
現実のパンスーの祖母は、畑の帰りに道で平気で半裸になるような人で、
とてもじゃないがヒトの服装のことなど言える人物ではなかった筈だが、
しかし「自分のこと考えよったら、他人のことなんか言わりゃあせん!
(=自分のことはおいといて、自分は他人の悪口を存分に言うつもりだ)」
という名言を残した人でもあるので、やっぱり言うだろうかなと思ったり。

・小学校英語指導者資格のセミナーおよび英語学校での講座受講が、先週で終わった。
滞りなく三ヶ月間の受講期間を終了することが出来て、良かった。
あとは9月に岡山で行われる二日間の認定講習を受けて、資格申請をすることになる。
また、正資格認定に必要とされる「指導時間50時間」の実績として、
かつて今治で経営した極零細学習塾での指導経験を評価して貰えることになり、助かった。
何がどこで役に立つかわからないものだ。まさに「芸は身を助ける」(殴)。
これまでのところ、検定試験があるわけではないので、その面では気が楽だったが、
決まった日に授業やテストを受けに行く生活は久しぶりで、張り合いがあった。
この三ヶ月で、文法のテストを10回、会話のテストを12回受け、学生さながらだった。
実際、この資格を目指す人達の中には、現役の大学生も結構いて、
私などはむしろ最年長グループに属するのではないかという印象だった。
英語学校はこのあとも、普通の英語力養成講座の扱いで、とりあえず続けることにしたが、
これはもう資格認定に関係ないしテストも受けなくて良いので、「道楽」同然になった。

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昨日は、『萩原麻未&広響コンサート』@ALSOKホール、を聴きに行った。
指揮は飯森範親氏、プログラムは最初がドビュッシーの『小組曲』、
麻未ちゃんはそのあとのラヴェル『ピアノ協奏曲ト長調』(ジュネーブ国際コン受賞曲)、
同じくラヴェル『左手のためのピアノ協奏曲』、の二曲でソリストを務めた。

萩原麻未ちゃんは広島が地元なので、私もかなり以前から名前は聞いていたのだが、
高校を卒業後に留学し、大きな演奏会を開くということもなかったので、
聴く機会をずっと逃していた。
そのうちに、昨年秋のジュネーブ国際音楽コンクール優勝という出来事があり、
彼女は一足飛びに、日本全国にその名を知られる演奏家に変貌してしまった。
将来有望と言われながら、ほとんど実体を知られていない存在だった彼女が、
文字通り一夜にして国際的なピアニストになって帰ってきたのだ。

私は彼女の演奏を生で聴くのは全く初めてだったので、
昨夜のが、彼女として会心の出来か、それともまだ課題の残るものだったか、
比較して判断するすべを持たないのだが、
私の印象としては、昨日の二曲はいずれも実に「若い!」という手応えがあって、
瑞々しい力がみなぎっているような、磨き立てられた演奏だと感じた。
若さゆえに聴覚も反射神経も高度に研ぎ澄まされて正確で、
しかも全く疲れを知らない演奏だった。

彼女のような若い人が弾くのに、ラヴェルのト長調は本当に良く似合っていた。
リズムの面白さ、アメリカ的なジャズやブルーズにも通じるようなフレーズは
麻未ちゃんの若い感性が存分に発揮される素材だったし、
一方で、二楽章の古典的で叙情的な表現も素晴らしかった。
『左手』のほうは、文字通りソリストは左手だけで演奏する曲なのだが、
麻未ちゃんが弾くと普通の協奏曲とは比較にならないほどスケールが大きかった。
技巧的な曲だという認識は私にも以前からあったが、
あれほど激しい、ある意味「豪華絢爛」な曲だったとは、
麻未ちゃんの演奏を聴かせて貰ったことで、初めて知った気がした。

アンコールはショパンのエチュード作品25-1『エオリアン・ハープ』で、
そこまでとは打って変わった、繊細で穏やかな音に癒やされるような一曲だった。
麻未ちゃんの大胆さや若さ、そして最後にデリケートなタッチも堪能させて貰い、
きっと昨夜は多くの聴衆が、
「次は是非、リサイタルを聴きたい」
と思ったに違いない。
戸惑ったような、恥ずかしそうな様子で、幾度もお辞儀をする彼女はとても初々しかった。
しかしもう、これほどの見事な演奏家に成長した彼女を、
『麻未ちゃん』などと、小さい女の子みたいに呼んではいけないかもしれない(笑)。
次の機会にはピアニスト『萩原麻未』の独奏会をたっぷりと聴かせて貰いたい、
と私も強く願い、大変楽しみにしている。
本当に、昨夜の演奏会は、聴けて良かった。

*************

昨日のチケットは私はもともと持っていなくて、高校時代の友人が偶然に
「一緒に聴かない?」
と誘ってくれたことがきっかけで、行くことができた。
その友人と、演奏会前に会って、彼女の自家用車で会場近くのレストランに行き、
6時から、まず早めの夕食を取った。
そのときはレストランの駐車場に車を入れていたのだが、
近くには100円パーキングがあり、あとで車をそちらに移動させてから、
ホールまで至近距離だし歩いて行こう、ということで、
「ばっちりでしょ」
と友人は上機嫌だった。私も彼女の手際にほとほと感心していた。

ところが、我々が食事を終えて店を出てみると、
レストランの前だけでなく、ホール付近の駐車場は軒並み満車になっていた。
シマッタ、萩原麻未人気を侮っていたか、と我々は青くなり、
それから友人の車で、駐車場を探してしばらく付近をぐるぐる回った。
「数百円を惜しまずに、食事の前に最初から100円パーキングを確保しとくべきだった」
「今、私ら、どこらへんにおるんかね(^_^;?」
「私もわからんね(^_^;」
と言いながら、我々はあてもなく、周囲を見回しつつ、のろのろと車を走行させた。
結局、ようやく車を入れることができた場所からは、ホールまで軽く徒歩10分はあり、
我々ふたりは、最初のドビュッシーに間に合わなかった。
「練り上げた作戦であったのだが」
「策におぼれたか」
と友人と反省し合った(笑)。

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宝塚大劇場花組公演『ファントム』本日13時公演を観てきた。

宝塚の『ファントム』は2004年に宙組の和央ようかが主演したものが初演で、
私はそれを大劇場まで観に行き(2004年5月20日)、
更に東京公演も、和央の会のお茶会に合わせて観に行った(2004年8月7日)。
私が心密かに「宝塚一のマザコン役者」と断じていた和央ようかに、
これほどぴたりと似合う役もほかになかった。
ファントムの幼児性、クリスティーヌとの異性愛とは思われぬ不思議な心の交流、
母親への敬愛、父親への屈折した思慕、などは、
私はたかこさんの表現したものが非常に好きだった。

そういう意味では、今回のファントムらんとむ(蘭寿とむ)くんには、
私はもう少し距離をおいて観ることが出来た。
らんとむくん自身、たかこさんのようにマザコン全開で演じてはいなかったし、
私から見れば、幾分硬く、熱さも激しさも、ほどほどなファントムだった。
そのぶん、穏やかに悲劇的で、彼の孤独は静かに私の心に染みた。
ちなみに私は2006年に花組の春野寿美礼が演じたファントムは観ていない。
今回の花組公演で、初演の宙組とは演出の違うところがいくつか目に付いたが、
それは2006年再演時に改定されたものなのか、それともらんとむくんのために
新たに書き換えられた部分なのかは、私には判然としなかった。

らんとむくんのファントムは、実年齢は大人でも心は少年のままで、
しかも本質的にはかなり素直な人だということが感じられた。
多分、そのまっすぐな愛らしさが、彼女のファントムの魅力なのだと思う。
そしてクリスティーヌ(蘭乃はな)との声の相性がとても良いことに感心させられた。
めいめいの歌唱も勿論悪くはないが、それ以上に二人揃ったときのパワーは圧倒的だった。
初めてふたりの声が合わせられる『Home』の場面など絶妙だったし、
クリスティーヌがビストロで歌うところも、ファントムの声が重なると、
彼女の内に力がみなぎるのが、ふたりの声が響き合うことでズバリと表現されていて、
これはコンビとしてなかなか得難いことなのではないかと思った。

ジェラルド・キャリエールは、いっぽ(壮一帆)くんだったが、
これがまた、年齢が的確に表現されていて、素晴らしかった。
私は全くオペラグラスを持たずに一階20列で観ていたのだが、
いっぽくんの立ち姿からも、声からも、キャリエールの年齢がよくわかり、
ファントムとの距離感も過不足無かった。
今回のいっぽくんのは、二枚目でありながら適度に年配に作っていて、
その加減が正確だったと感じた。
歌も、悪くなかった。
安定感を欠くところもあったが、ちゃんと踏みとどまって(笑)
芝居歌としては申し分なく聴かせてくれたと思う。

初演の宙を観た当時のファンとしては、演出の変更点のうちでは、
『おまえに選択権をやろう』とカルロッタを襲うファントムの衣装が改善されたこと
(たかこさんのは、巨大なピエロみたいな赤いもこもこで意味不明だった)、
そして、ファントムの素顔を知ったクリスティーヌが恐怖で逃げ出してしまったあと、
一人になったファントムが歌う場面の背景画が、これまた美しく改善されたこと
(宙のときは、デッサンのおかしい少女漫画みたいな母子像で、笑えて仕方なく、
私はなるべく背景を見ないようにしてたかこさんの歌だけ聴いていたものだった)、
の二点が、特に気に入った。

総じて、久しぶりに生で見た宝塚版『ファントム』は、やはり良かった。
演出も綺麗だし、女性ばかりで演じる『ファントム』として、
これは良く出来た舞台だと改めて思った(ツッコミどころは多いが・殴、それでも)。

もっと書きたいことはいろいろあるのだが、今夜は時間がないので、とり急ぎ。

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・今週前半のうちに、娘の部屋のエアコンのメーカー(修理担当者)から
その後の具合を尋ねる電話が入る予定だ。
今のところ問題ないので支払の打ち合わせをすることになるだろう。

・明日は聖地巡礼(宝塚観劇)、明後日は地元で広島交響楽団を聴く予定。
どちらも友人知人から「チケットがあるよ」と誘って頂いた。感謝感謝<(_ _)>。
夕食の時間に私が家に居ないことが二日連続というのは普通ないことなので、
特に明後日のほうを、別の日と勘違いして忘れるのではないかと心配だ(殴)。

・火曜日の英語学校の時間までにスピーチを一本書かなくてはならない。
One of the biggest problems facing Japan today
(現在、日本が直面している最大の問題)
……というテーマだから、やはり原発事故あるいはエネルギー問題に関して、か。

・7月半ばまでに某雑誌の原稿をひとつ書かなくてはならない。
一日に一回くらい思い出すのだが(爆)、失念したら大変だからここにメモ。

・免許センターに行って運転免許の更新をしなくてはならない。
誕生日の前後二ヶ月だから、8月8日以前に完了することを忘れないようにしなくては。

・ポゴレリチの6月以降の演奏会(実績と予定の両方)がいくつか判明しているのだが
順序立てて書き出してサイトにUPする暇が、今は無い。
今月後半になったら出来るかもしれない。忘れなかったら。

・11月18~20日に、アファナシェフを聴きにに日本に来るメキシコの友人が、
できたらついでに狂言を見たいと言っている。
国立能楽堂や観世会館などのサイトを見たが、手頃な公演が無さそう。
引き続き探さなくては。
そのまえに、ヤツに私の名が「よしおぅ」でないことを徹底させなければ。


……ほかに何か、転妻に頼んでおいたのに、未だに出来てない、
ということがおありの方は、ご遠慮なくメールを下さいませ(殴)。

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朝9時半頃に電話があり、エアコン修理の技術者さんが
「午後一番で行きます」
と連絡して来られたのだが、前日と似たような成り行きで昼前に再度の電話があり、
「午前中が割と早く片付いたので、これからすぐ行ってもいいですか?」
ということで、結局、11時半頃から居間のエアコンを見て貰った。
主人も在宅していたので、一緒に説明が聞けたし、良いタイミングだった。

冷えなかった理由は、フィルターの詰まりだった。
このエアコンは5年前に出始めだった「お掃除ロボットつき」というのを
主人が張り込んで買ったもので、『購入後10年くらい掃除はしなくて良い』
というのが当時のメーカーの触れ込みだった。
それが、きょう、中を見て貰ったら、確かにホコリはお掃除されていたのだが、
リビング・ダイニングであったため、料理の油煙みたいなものがついていて
それが目の細かいフィルターをピッタリ覆ったようなかたちになり、
空気の通りがひどく悪くなっていたのだった。

メーカーの決まりで、お掃除ロボットの取り替えは5年以内だと無料でできる、
とのことで、フィルターごとロボット部分全体を新しいものに交換して貰った。
これのお陰で、居間のエアコンは完全に蘇った。
昨年、この部屋がろくに冷えないと思っていたのは、
猛暑だったからでもなく西日がキツかったからでもなく、
ただただ、エアコンのフィルターが詰まっていたからだった。
そのせいで、去年エアコン本体には、どの程度部屋が冷やされているかが
正確に伝わっておらず、冷房としてほとんど機能していなかったのだ。

こっちが案外簡単に済んだので、私はかなり軽い気持ちで、
「主人の部屋のエアコンも同じ型なんですけど、
タイマー表示のところがずっと点滅しているので、ちょっと見て頂けませんか」
と頼んでみた。主人の部屋のほうはよく冷えるし、機能に不満はなかったのだが
買った当初から『タイマー』と書いてあるところが点滅し続けていて、
タイマーをセットしても解除しても、それがなおらなかったのだ。

同じメーカーではあるし、技術者さんのほうも、
「ああ、いいですよ」
と最初は「ついで」の雰囲気だったのだが、主人の部屋に入るなり、
「こっちのほうが、ホントの故障みたいですよ」
と一目見て言われた。
エアコン本体の『タイマー』のところが点滅しているのは明らかに異常で、
リモコンの『お知らせ』ボタンを押してみると、果たせるかなリモコンの窓に、
お掃除ロボットの不具合を意味するイニシャルと番号が表示された。

それで技術者さんが主人の部屋のエアコンのカバーを外してみると、これ如何に。
なんと内部には段ボールの梱包材が、まるで昨日買った製品のように
貼り付けられたままだったのだ。
「なんじゃこれは!」
技術者さんも我々もびっくりだった。
買って五年になるというのに、このエアコンはずっと、
搬送用の梱包材で内部を固定されたまま、その隙間から冷風を出していたらしい。
なんてことだ。

お掃除ロボットつきでなければ、私がもっと早く、フィルターを掃除するために
カバーを外して中を見ていたに違いないのだが、こちらも最初に、
『10年でも掃除は必要ない』
と売り場で言われて買ったものだったので、開けてみるという発想が無かったのだ。
更に、暖房として使うことはほぼ無かったので、通年としては使用頻度も低かった。
しかしそれにしても、五年間も(大汗)。

テープをはがし、梱包材を除いて、
「こっちも相当キてるんで、交換しときます」
と技術者さんはこちらもお掃除ロボットごと新しいものに変えて下さった。
これで初めて、『タイマー』部分の点滅も止まった。
「買った日から点滅しよったよコレ」
と主人が今更、言った(爆)。

「昔はねえ、据え付けて終わりだったから、こういう出始めの製品というのは特に
梱包材の外し忘れが起こりますよ。我々が気をつけんといけんのじゃけどね。
ドラム式洗濯機が、使うたら道路工事みたいな凄い音がする言うて、
お客さんから問い合わせがあって、見に行ったら中が固定されたままになっとる、
というのも、前にありましたからね~」

と、その技術者さんは仰った。
そしてこの際なので、と、居間のも主人の部屋のも、室外機まで点検して下さった。
いやはや、今回は、期せずして主人の部屋のエアコンのほうの大変な異常(笑)が発覚した。
それも、懸案だった居間のほうのついでという程度の気持ちで申し出たのに、
こっちが本命になろうとは。
全く、思い切って点検修理に来て貰ったのは大正解だったし、
丁寧に見て下さる方に巡り会えたのも本当に幸運だった。
そして購入後五年以内ということで、メーカー保証としてこちらも無料だった。
実に実に、ありがたいことだった(T_T)。

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このブログに来る前に使っていた『さるさる日記』のサービスが
昨日をもって終了となった。
『さるさる』のほうで書いていた日記は、
およそ2003年11月から2004年11月の間のものだったが、
それらは今はほぼすべて、こちらのブログに移してあるので、
私が意図的に削除したもの以外は、読めなくなっている記録は無い筈だ。

『さるさる』がきっかけとなって、一方的に読ませて頂くようになった日記が
私にとってはいくつもあって、ジャーナリストや作家の方の記録もあれば、
どういう方かわからないながら、その内容や文章に心惹かれたものもあり、
また、私と同じくらいの年代の主婦の方々の書かれることに大いに共感し
密かにブックマークしていたものもあった。

今回の『さるさる』終了にあたり、そうした日記の中には、
移転先ブログのURLが掲載されていたものもあったし、
また、もっと以前からほかのブログにも同内容の投稿をされていた方々については、
『さるさる』が終わっても、ブログのほうを引き続き読ませて頂くことが可能で、
お別れするようなことにはならなかった。
しかし中には、この機会に日記そのものをやめると書かれていた方もあり、
また、5月くらいから全く記録がないまま、『さるさる』終了に関してもコメントがなく、
昨日を迎えてしまった日記もあった。
いつかどこかで、同じハンドルネームでまた書き始めて下さったら、
そして私がそれを見つけることができたら、お目にかかれるかもしれないが
(と言っても私が勝手に読んでいたのだから、一方的に、なのだが)
そういうことがなければ、もう、これっきりになってしまうのかもしれない。
そう思うと、やはり寂しい気はする。

しかし一方で、『さるさる』終了が私にとって良いほうに働いたこともあった。
それは、やはり私が一方的に拝見していた日記だったのだが、
移転先URLは連絡のあった人に順次伝える、という方法を採られることになったので、
私は顔見知りでもなんでもなかったのだが、思いきってその方に初めてのメールを書き、
これまで読者であったことをお話し、差し支えなければ新URLを教えて頂けないか、
とお願いをしてみたのだった。
すると、思いがけないほど温かいお返事を頂くことができた。
これまで一読者として大変楽しみにして拝見していた日記の書き手の方から、
晴れて「お仲間」として認められたようで、私は本当に嬉しく光栄に思った。
『さるさる』終了がなければ、このような行動に出ることもなかったかもしれないので、
この機会には本当に感謝したいと思っている。

さて、以前に書いたように『さるさる』は私にとって、
メールフォームとしての役割を果たしてくれたことも多かった。
そこが閉じられてしまったので、私へのメールを(文句を、注文を!)書きたい、
と思って下さった方があったとしても、今後は手軽なメールフォームが無いことになる。
それで、きょうから、このブログのBOOKMARKの欄に、私は、
自分の運営するポゴレリチ・ファンサイトと、ポゴレリチ情報ブログと、
ツイッターの私のページと、そして「つぶやき」をまとめ投稿したヤプログ!の、
それぞれのURLを載せることにしたので、私への連絡が必要だとお思いになったときには、
それらを活用して頂ければと思う。
お手数ですが、よろしくお願い致します。

また、mixiのほうでも私は『転勤族の妻よしこ』のHNで登録しており、
『Ivo Pogorelich』コミュニティの二代目管理人も務めておりますので、
そちらへも、ご興味おありのかたはおいで下さいましたらと思います<(_ _)>。

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