転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



昼に総代会があって村の神社まで行った。
外出は8日ぶり、化粧したのは40日ぶりだった。
総代会と言っても、今時、全員で集まる会議はできないので、
宮司+執行部の4人だけで、皆がマスク姿で、社務所の扉も窓も全開にし、
会議用テーブルに互いに離れて座り、1時間ほど打ち合わせをした。
極寒の季節でなくて助かった。

議題は主に、今後の行事日程だったのだが、
「緊急事態宣言や外出自粛が連休明けで終わることはあり得んじゃろ。
こりゃあ年単位でやってかにゃ、どうもならんで」
という見通しは、皆の共有するところだった。
それで、まずは6月半ばの夏祭=夏越しの祓いを、延期することになった。
祭そのものは、参列者なしで宮司さんひとりでも可能なのだが、
祭典に先だって毎年、氏子さんから前期維持費と初穂料を集めるので、
今の状態では世話人さんに各戸を訪問して戴くこと自体が危険だろう、
ということになり、ひとまず流行の収束状況を見てから、と決まった。
併せて、毎年、夏祭当日に行っていた総代会の総会も、
今年は会議資料を作成し書面提出による決議のみとし、
その後の宴会も行わないことにした。
今年はあまりに特別な事情だから、いっそもう夏祭のお初穂料は無しで、
神社でひっそり祭典だけやり、秋に前期維持費のみを集めれば、
……という案も出ているのだが、年末には後期維持費の徴収もあるので、
あまり近い時期に二度、集金に回るというのもバランスが悪い。

また、仮に今後、ある程度はコロナ騒動が収まって来るにしても、
9月の総代連合会の一泊二日の旅行は難しいのでは、とか
同じく9月から始まる各地区の秋祭も、今年は祭典だけにとどめ、
神輿や神楽、餅まきなどの余興は中止することになるのではないか、
等々の話も出た。
先月から、例年どおり地元の神楽団が毎週2回、
神社の神楽殿で稽古を始めていたのだが、
総代長が先日、当面の集合は止めて貰うように申し入れたそうだ。
せっかく若い人たちが頑張っているのに申し訳なかったが、
うちの神社からコロナが出た、となることだけは避けなくては、
と総代長が言った。

しかし、このまま終わるのもナンなので、今年ならではの授与品として、
「疫病退散」の木札・値付け鈴つき(神社名入り)、を100体、
某・祭具通販会社に発注してみることで、皆の意見が一致した(^_^;。
転んでもタダでは起きない、……じゃなくて、
もうこうなったら、村のために「祈願する」のが神社の役目だろうよ。
御参拝の方々に授与するのでも良いし、世話人さんへの御礼にしても良い。
夏祭が遅くなっても挙行できれば、そこで頒布することも可能かもしれない。
「疫病退散」!!そう、今はまさに、「物忌み」の真っ最中!!

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