転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



引き続き、私は家での自称・自粛生活を満喫している。
どこにも出かけない・人と会わない暮らし方は、
私は全く何ともないどころか、このうえなく快適で、
今、かなり真面目に、6月以降どうするかについて考えている。
もう、COVID-19以前の暮らし方に戻りたいとは全く思わなくなった。
今のほうが、比べものにならないほど、私にとっては良い。

似たようなことは、世の中の相当数の人の身の上にも、
大なり小なり起こっているのではないかと、この頃は想像している。
「自粛疲れ」などという用語があるが、
誰も彼もが、Stay Homeにうんざりしているかというとそうでもなくて、
特に働き方に関しては、「もう元には戻れないな~」と思われている方々も
案外、いらっしゃるのではないだろうか。

例えば、部分的にでもテレワークが成り立った人たちは、
毎朝の満員電車にぎゅうぎゅう揺られて通勤するなんてことは、
もはや再開したいとは思わなくなったのではないだろうか。
最初は不慣れだった在宅ワークも、それはそれで、
日々、仕事の相当量がこなせるようになったりして、
毎日全員で会社に集まる必要まではない、とわかってしまったのでは。
また、会議室だと上座で威圧感を放っていた年配の上司も、
Web会議の画面越しだと、さほど大したことないヒトになっていたりして、
そのぶん若い人が臆せず発言できるようになり、
業務によっては活性化した面もあるのではないだろうか。
違いますか(^^ゞ。

こんな騒動でもなかったら、
「毎日、会社に通勤するものである」という固定観念から、
誰も彼もが一斉に解放されることは難しかっただろうと思うのだが、
今回やむを得ずとは言え、様々な職場でテレワークに着手してみたら、
案外、やれないこともなくて、今後この形態を推し進めて行くならば、
必ずしも皆が通勤圏に住まなくても良い、ということになるかもしれない。
通勤がなければ、もしくはその頻度が高くなければ、
郊外の家に住んで都心の会社に勤めることも負担なくできる。
テレワークがよくある普通のこととして世間に浸透すれば、
毎日、現場に通勤する職種の人にとっても、
通勤電車の混雑が確実に緩和され、心身の疲労が軽くなるだろう。

それぞれの立場で、皆が工夫して社会参加のやり方を
どんどん変えてきていることが、日々、私には感じられる。
これはまさに、コロナ禍の恩恵だ。
私自身もまた、期せずして、自分に何が一番合っていたか、
どうすることが最も必要だったかを、確認することができた。
つくづく、人生、何があるかわからないな、
と、主観的には大変満足している昨今である。

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