転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



昨日の午後、母が、
「電話のかけ方が、わからへんねん」
と電話してきた(爆)。
実際にこうしてかけて来たんだから、電話は使えているじゃないか、
と思ったのだが、母が納得しないので、
パソコンでDocomoのガラケーのページを開けて、
母の持っている携帯の画像を見ながら、
「電卓みたいに数字が並んどぉとこがあろう?
そこで相手の電話番号を押してから、
『決定』の左側の、緑色の受話器マークを押す」
と指導した。母は、
「緑色の”矢印”があって『文字』いうて書いてあるところ?」
と訊くので、Docomoの画面を見たら確かに電話マークの上に『文字』とあり、
「そうそう、そいでええねん」
と返答した。

続けて母は、
「電話終わって、切るときは、こんどどないするん」
と言うので、
「『決定』の右側の、赤い受話器マーク、…”矢印”か、を押したら、切れるねん」
と教えてあげた。
「ここ『電源』て書いてあるけど」
「そいでええねん。『電源』いうとこ、一回だけ押すんやで。
二度も三度もギュウギュウ押したら、ほんまに『電源』が切れてまう」
「わかった。やってみるわ。もう電話なんか、しばらく使うたことあらへんから、
さて使おうと思たら、どないしてかけるんやったか、忘れてしもて」
と母は言っていたが、その前の晩も母は自分から電話して来たし、
着歴を見て私がかけ直したときも、すぐに出てきた。

母のために解説するなら、母は多分、携帯電話を手にすれば、
どこをどうするかは体が覚えているので、操作は不可能ではないのだ。
ただそれを、頭の中で、言葉で再現しようと思ったらできなかった、
ということなのだろうと思う。
だから私に電話をかけて、質問をし、確認をしたのだ。
通話のとき、メモを取っている様子はなかったので、
しばらくしたら(しばらくしなくても)また同じ用件で電話があるかもしれない。

「あんたならこそ、おせて(教えて)くれる。ありがとね」
と母は最後には良い台詞を言っていた。
挨拶がちゃんとしているということは、
本人比では、頭は冴えているようだった(^_^;。

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