転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



書類上の契約日である3月20日の前日、19日に、
某介護付有料老人ホームの担当の方から、私に、
「明日以降、いつでもご入居戴けます。
ご両親様のお気持ちでは、すぐではなく来月くらいから、
と以前伺っていましたが、その後の御様子は、いかがでしょうか」
とのお電話があった。
両親は、……正確に言うと母のほうは、その気になっているのだが、
父のほうは気楽にボケ倒しているので、先日も水を向けてみたところ、
「なんじゃったかいね。忘れた。ワシも行くんかいね」
とのことだった。まあ多分、現地を見れば思い出すだろう(^_^;。

これまで、特に母と私とで話した限りでは、
まずは今月中に入居予定の部屋を見て、必要なものを検討・荷造りし、
来月あたり、最初は数日から一週間程度「お泊まり」をしてみて、
その後、自宅に戻り、要るものがあれば揃えて、もう一度「お泊まり」に行き、
……と、繰り返しながらホーム滞在に慣れていきたい、
という希望になっている。
その旨を担当氏に伝えると、
「ごもっともです、そうして戴きましょう」
と全面的に理解を示して下さった。ありがたいことだった。

介護保険に関しては、今後、ホームでの生活がメインになるまでは、
これまで通り自宅で介護保険を使い、ホーム滞在は「お泊まり」扱いにし、
今後、自宅滞在との日数が拮抗もしくは逆転するようになれば、
ホームでの生活に介護保険を使い、
自宅を「外泊」と考えればよいとのことだった。
自費での支払が可能である限りは、「外泊」中に自宅で、
これまで通りヘルパーさんに来て戴くことは可能だそうだ。
この「ホームと自宅の、行ったり来たり」の希望と計画については、
現在のケアマネさんにも既に話してあり、介護保険の使い方についても、
今回のホーム側と同様の見解だったので、おそらく何も問題ないだろう。
いずれにしてもホームのほうの室料は今月から支払が発生するので、
単純に費用の面から言えば、ホーム滞在を増やしたほうが経済的ではある。
両親が順調にホームでの生活に慣れてくれると良いのだが(^_^;。

ともあれこれで、両親ともに「行くところ」ができたので良かった。
変わったことが起こらなければ、上記の計画で、
自宅とホームの使い分けにゆっくり慣れて行けば良いし、
もしこのあと、両親のどちらかが突然倒れるようなことになっても、
倒れた当人は勿論、残りのひとりのほうも一緒に、
全面的に引き受けて戴ける場所があることになったので、心強い。
季節も良くなってきたし、春から徐々に慣らし始めて、
暑さが厳しくなる頃には、エアコン完備のホーム生活に移行したほうが、
約90歳の夫婦の心身にとって、良いのではないかと私は思っている。


後日記(4月12日):後になってホームのほうから訂正の連絡があり、
介護保険は、ホーム滞在中はホームで使うが、
外泊中は家で使うことができる、とのことだった。
「ホームご利用時以外には、こちらから介護保険の請求は
できないことになっていますので」
というのが、ホームの担当職員さんの説明だった。
つまり、ホームのほうの室料は、退所しない限りは、
滞在していてもいなくても月額として定められたものを支払続けることになるが、
外泊中の家での支払は、これまで通り介護保険を使ったものになり、
全額自費などということはないし、請求が増えるということもないのだった。
こういうところの仕組みは、姑のときの特養とはまた違うらしいということを
私は遅まきながら初めて知った。

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