転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



娘は今日明日と一泊二日でA高の「高1合宿」に行っている。
自分の進路と将来について考える、みたいな主旨で、
内容は宿泊棟での討議や発表がほとんどであるようだ。
今朝はかなりの雨で、せっかくの行事なのにと思ったが、
とりあえず登山やキャンプでなかったのは良かった。

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”引きこもり”へまっしぐら どうする?わが子が「4ナイ生」だ
という記事がゲンダイネットに出ていた。
『アルバイトをしない』『サークルに入らない』
『大学の講義やゼミで発言しない』『恋愛をしない』
大学生のことを「4ナイ生」と呼ぶのだそうだ。
社会性が育たず、引きこもりにつながる悪い兆候だと書いてある。
これを読んで私は、自分が「3ナイ生」であったことがわかった。
バイトとサークルと恋愛、この三つは学生時代、原則やらなかった。

ちょっとだけ過去の自分を擁護してみるならば、
今とは時代が違ったことが、大きかったと思う。
学生はパソコンも携帯も持っていなかったし、海外旅行もしなかった。
しかも超地味な女子大だったので化粧もせず服にもかまわなかった
(=出会いも皆無だった)。
だから今の若い人のようにはお金が要らなかった。
エアコンも風呂もなくトイレ共同の、一間きりの下宿にいて、
私は学業と、それに某バンドファンとしての活動(殴)に忙しかった。
そのふたつで手一杯だったのだ。そのためサークルも入らなかった。
でも交友関係だけは狭くはなかった。ファン関係とかで(殴)。

主人なんか、多分、典型的な「4ナイ生」だったと私は思っている。
舅の人生哲学は非常に独特で、
「大学にまで行くのなら学業こそが本分だ。
アルバイトする暇があるのは、おかしい。
苦学生は仕方がないが、働きながらする学問は、本来ではない。
働きたいのなら大学をやめて、早くきちんと就職すべきだ」
ということを、晩年になっても繰り返し、言っていた。
しかし主人はそもそも、大学自体にちゃんと行っていなかったらしい。
前も書いたが、彼は「学食を専攻」することに熱意があっただけで、
父親の高邁な理想とは懸け離れた「引きこもり」のハシリだったと思われる。
しかも留年して就職浪人を続け、この間、トータル十年ほど。
彼が下宿に籠もって何をしていたのかは未だに私にとって謎だ。
謎過ぎるので、訊くのが怖いくらいだ(逃)。

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