キタぞ キタぞ

『PTAホームルーム委員選出について』
――という表題のプリントが、娘の机の上に放置されていた。
昨日、学校で貰ったのを、締め切りが来週であるのを良いことに
昨夜は私に渡さず、そのまま放っておいたに違いない。

開いてみると、例によって例のごとく、例のアンケートだった。
『PTAホームルーム委員を
　1.やります　
　2.やる人がいなければ、やってもよい　
　3.できません』

三年前、娘が中学に入ったとき、
世間について理解の足りなかった私は正直に「2」を選択し、
そのまま、すんなり当選してしまった。
でも、在学中6年間、一度もしないわけにはいかないだろうから、
最初に務めて、済ませてしまうのも悪くはないだろう、
と、そのときはまだ、十分前向きに考えていた。

翌年、娘が中2になったときには、「3」に○したにも関わらず
クラスで希望者を募ったり、話し合ったりしているうちに、
『昨年度役員経験者から各クラス1名は残って今年もやるべき』
という流れに、なぜかなってしまい、経験者3名でジャンケンした結果、
私が負け（涙）、またしても当選してしまった。
しかし前年度が楽しかったし、自分、専業主婦だし、
ま、こういうのもアリかなと、
このときもまだ、それなりに肯定的に考えていた。

そして昨年、娘、中3のクラスでは、私は問答無用で「3」に◎をつけ、
「誰もいなかったら受けてほしい」
という役員代表さんからの根回し電話にも「ヤダ」と返答し、
石のような固い決意で学級懇談会に臨んだ、・・・それなのに。
フタを開けてみたら、懇談会は、
「私が、今年、役員を引き受けることがどうしてもできない事情」
を、ひとりずつ述べるという、♪ああ素人素人素人 不幸自慢♪
それでシビレを切らした役員経験者たちが、
それぞれ再度、引き受けることになり、彼女らが私にまで、
「やろうよ～、一緒にやろうよ～」と言うので、
ついに、またしても、またしても、引き受けることになってしまった。

3年間連続、役員やるって、どんだけお人好しですかホンマに。
いくらメンバーが良くて楽しい役員会でも、
3年間、かたときも解放されないとなると、さすがに疲労が蓄積する。

中3時点で3年連続やっていたのは、15名の役員中、私を含めて3名で、
今年度は、そのうちのひとりが、転勤でいなくなってしまった。
いよいよ、某ママと私だけが生き残りを賭けて、
・・・じゃない、4年連続の魔の手を逃れるため、論陣を張るのだ。
決戦は来週水曜日（汗）。

さしあたり、アンケートの答は勿論「3」だ、決まっとるやないか！
今年は聖帝サウザーに倣い、「退かぬ！媚びぬ！省みぬ！」