転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



8日の夜に「のちほど」と書いたことだし、
お茶会について、何か記録しておきたいと思うが、
今回のお茶会は最後ということもあり、
『和央の会・会員限定』という少し特別なものだったので、
一問一答のような詳細な書き方を、ここでするのは、
差し控えたいと思う。

内容的には、決して秘密にせねばならないようなものではなく、
驚くべき新事実が語られたなどということは一切なかったので、
お茶会参加経験がおありの方には、つまりいつものような内容の、
普通のお茶会だった、と思って頂いていい。
たかこ(和央ようか)さんの挨拶、公演の話題、質問と答え、
握手会、抽選会、今後のスケジュールと終わりの言葉、
・・・という段取り通りの中身だった。

最後だからと涙ながらの何かがあったわけでもないし、
たかこさんの様子を見る限り、体調不安も感じられなかった。
豪華版のごちそうが出た、ということも勿論なく(爆)、
いつも通り、飲み物のパックと焼き菓子と記念品等が、
最初から席に配られているという「引き出物」スタイルだった。

どんなに参加者が多くても、ひとりひとり、全員と握手をする、
というのは、たかこさんがずっと貫いてきた方針で、
これまで、会員限定でなく二千人超の規模だったときも、
握手会は必ず敢行されて来た。
同時に、この何年かの間には、幾度も会のアンケートで、
『握手会をしたいか、ほかのことで時間を使うのが良いか』
とお茶会出席者に対しての確認もあったのだが、
結局、こうして続いてきたところを見ると、
ファンが握手会を喜び、支持し続けてきた、ということなのだろう。
今回もやはり、宝寿の間に一杯の参加者全員との握手があった。

私は、握手のとき、たかこさんに、
『ありがとうございました』
と言った。
あの大人数だからひとりひとりが何を言ったかなど、
ご本人には全く記憶に残らないことだろうし、それでいいのだが、
ただ私は、彼女にこれまでのお礼を、
一方的にではあるが、一度は、直接に言いたかったのだ。

本当に、彼女のお陰で、ずっと、どれほど楽しかったことだろうか。
友人どころか知人でもない、個人的には全然接点もない人から、
こんなに幸せにして貰えたなんて、考えてみたら凄いことだった。
世の中にありとあらゆる舞台があり、大勢の女優(!)さんがいて、
宝塚歌劇団だけを見てもあんなにたくさんの生徒さんがいて、
・・・でも、私にとっては、その中で、たかこさんが良かった。
私には、彼女だけが見せてくれる、特別なものが、あった。
そういう人に巡り会えて、その舞台を見ることができて、
私は実に幸福な観客だったのだと思った。

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