転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



去年は春季で準2級を取ったので、次は2級だな……、
と出願してみたが、受けた結果、やはり無謀だったとわかった(爆)。
最大の理由は、単純に実力が不足しているということだが、
そのうえ今回は、受験申し込みをしたあと、10月後半から、
不覚にも風邪や食あたりなど体調不良が続いて、
試験向けに勉強らしい勉強ができていなかった。

……いや、やはりそれは見苦しい言い訳だろう。
学問することが本分である学生さんはともかくとして、社会人なら大半の人は、
忙しい仕事の合間に勉強時間を捻出して、努力しているのだ。
仏検に熱中して思う存分、勉強できる境遇の人など、もともとそんなに居ない。
私は、時間のある専業主婦なのに、自分にやれる範囲の勉強もしていなかった。
それだけのことだ。

というわけで、本当のところ、きょうは全然やる気が出なかったのだが、
しかしとにもかくにも、申し込んだ試験は受けに行く、
というのが私の(ささやかな)鉄則だ。
欠席したら合格の可能性がその時点で0パーセントになるではないか。
それくらいなら、行って、受けて、失敗して来たほうが、
受験料も無駄にならないし、次回に繋がる体験になるだけ、まだマシだ。

……とカラ元気を出して出かけたのだが、
答案を書いている最中から、「こりゃダメだな~」と思った通り、
さきほど模範解答を見て自己採点したところ、
ディクテ(書き取り)以外の部分で49点(得点率57パーセント)だった。
ディクテがどの程度取れたかは採点基準にもよるが、
2級の合格基準点は65点前後だから、いずれにせよ全然足りない(汗)。
何よりカニより、語彙力の無さは、自分で思っていた以上にヒドいものがあった。
大問3の書き換え問題など、「ここは受動態が欲しい」「こっちは接続法だな」
等々と問われている文法はわかっても、選択肢に出ている単語のあれもこれも、
意味があやふやにしか思い出せず、参った。
態や活用語尾だけ合っていても、部分点は、無いよ(--#)。

それとは別に、今回、痛恨のミスは、ディクテのときに、
guillemetsというのをちゃんと聞き取っていたにも関わらず、
なぜか、頭の回路がその瞬間だけ英語仕様になっていて、
<<………>>でなく"………"の記号を疑いも無く書いてしまったことだった。
フランス語の台詞部分はクオーテーション・マークではないっつーに!
書き取り・聞き取りの難しさ(私にとっての)は、
「瞬時に適切な判断をしなければならない」という点にあるとわかった。
「落ち着いて考えたら間違いに気づいて、直せる」では全く通用しないのだ。
音声の話なのだから、当たり前だけど。

勿論、ディクテでしくじったのはここだけではなく、
ほかにも、発音に反映されない動詞の活用語尾を間違えたり、
ありきたりの単語を聞き間違えてドツボにハマったり、
などということを、いくつもやっていた。
ミス一箇所につき一点引かれるのなら、得点がなくなってマイナスになりそう(爆)。
やはりディクテ以外の部分だけで、60点以上取れるくらいでないと、
この級に通ることは無理だな(汗)。

ったく、自分、いろいろとアホだった。
既に、自分がアホであることは漠然とわかったうえで受験に行ったわけだが、
どういう点でどのようにアホであったかを具体的に知ることができたのが、
きょうの最大の収穫だった。
顔洗って、次回、出直して来ます……。

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