元町の夕暮れ ~万年筆店店主のブログ~

Pen and message.店主吉宗史博の日常のこと。思ったことなど。

街への愛情

2017-03-05 | 実生活

あまり意識していなかったけれど、私も地元への愛情があるのだと思います。

特に神戸でないととか、神戸にこだわっているわけではないけれど、神戸で神戸の情報を発信している媒体が好きで、その手の本はつい手にとってしまうし、とっている新聞も神戸新聞です。

新聞雑誌の役割はインターネットに取って代わられたという時代だけど、ネットニュースにも載らない情報、ニュースなどがあって、これは地元誌でしか読むことができません。

そういう意味でもまだまだ紙媒体の存在意義はあると思っています。

地元への愛情があると思うようになったのは店を始めてからです。元町駅北側の商業地域と生活圏の間のような雰囲気を歩くようになって、これが私にとっての神戸だと思ってる。

ただ美しいとは違う、趣きを持った街の風景に惹かれ、いいなあといつも思います。

 

神戸の情報を神戸やその周辺地域に発信しているAMラジオ局 ラジオ関西というものが神戸にはあって、私が若い頃は須磨にありました。神戸の人で知らない人はいないと思います。

今はハーバーランドの神戸新聞のビルの中にあります。

ラジオ関西の番組に出てもらえないかと言われた時、話すことが苦手だと自分で分かっているのに2つ返事で承諾してしまいました。

神戸のメディアと聞いて反射的に好感を抱くのと、声を掛けてくれた人の役に立ちたいという気持ちと、自分の苦手なことに立ち向かいたいという気持ちもありました。

放送はやはり緊張して、あまり上手く話せなかったけれど、でもラジオの世界で働く人の仕事振りを間近で見ることができました。

進行役の林真一郎氏のその場の空気を作り、進行をぐいぐい引っ張って行きながら、それぞれに的確なパスを出してコメントを引き出す手腕には感動しました。

でも、終わって数日経つけれど、次はもっと上手く出来ると思ってしまっているので、バカだと思っている。