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中央日報日本語版05月09日 資料として掲載します。

2013-05-09 | 投稿
    韓米首脳会談。朴大統領、米上下院合同会議で英語で演説…北の“並進政策”批判



朴槿恵(パク・クネ)韓国大統領は8日、「これまで北が挑発で危機状況をつくれば、一定期間の制裁をした後、適当に妥協し、支援をするという誤った慣行が繰り返されてきた」とし「その間、北の核開発能力はよりいっそう高度化され、不確実性が続いてきたが、もうこうした悪循環は断ち切らなければならない」と強調した。この日午前10時30分(現地時間)、ベイナー米下院議長の招請で行われた米国議会上下院合同会議の英語演説でだ。

続いて朴大統領は「北は核保有と経済発展の同時達成という実現不可能な目標を立てた。しかし北指導部ははっきりと悟らなければならない」とし、このように述べた。「You cannot have your cake and eat it,too」。ケーキを持つことと食べることを同時にはできないという意味で、核を保有しながら周辺国の経済支援を受けようとする北朝鮮の“並進政策”を批判したのだ。

30分間続いた演説で、朴大統領は北朝鮮に断固たるメッセージを伝えた。朴大統領は「韓半島信頼プロセスを堅持していく」とし「韓半島信頼プロセスは、北の核は絶対に容認できず、北の挑発には断固対応するものの、幼児など住民に対する人道的支援は政治状況とは関係なく行っていく」と説明した。そして「韓半島プロセスを維持しながら、非武装地帯(DMZ)に世界平和公園をつくりたい」と明らかにした。

朴大統領はオバマ米大統領の支持を確認した韓半島プロセスの構想を、韓米同盟が進むべき“最初の過程”に選んだ。2番目には北東アジア平和協力構想(ソウルプロセス)を挙げた。朴大統領は「領域内の国家の経済的な力と相互依存は日々増大しているが、過去の歴史による葛藤はさらに深まっている」とう回的に日本に触れた後、「歴史に目を閉じる者は未来を見ることができない」と力説した。続いて「こうした挑戦を克服するため、北東アジアの平和協力構想を推進しようと思う。ここには北も参加できる」と述べた。
 3番目は「地球村の隣人が平和と繁栄を享受できるよう共同で寄与する」だった。朴大統領は特に60周年を迎えた韓米同盟を「21世紀包括的戦略同盟」と規定した。

これと関連し、朴大統領は「きょう皆様に韓米同盟の60年を雄弁に語るある家族を紹介したい」として米国のモーガン一家を紹介し、大きな拍手を受けた。朴大統領は「3代が韓国の安保を守ったモーガン一家は韓米同盟60年の生き証人」とし「大韓民国の大統領として米国人の献身と友情に深い感謝の拍手を送る」と謝意を表した。

デビッド・モーガン中佐は92年と05年の2度、在韓米軍で勤務し、父ジョン・モーガン氏は韓国戦争(1950-53)当時に米213野戦砲兵隊大隊長として、祖父ウォーレン・モーガン氏は韓国戦争に海軍予備軍指揮官として参戦した。

韓米首脳会談で合意した原子力協定改定と専門職ビザクオータ拡大に対する米議会の協力も要請した。朴大統領は「先進的かつ互恵的に韓米原子力協定が改定されれば、両国の原子力産業に大きく役立つ」とし「さらに米議会に係留中の韓国に対する専門職ビザクオータ関連法案が通過するよう、米議会の積極的な関心と支援をお願いしたい」と強調した。

「漢江(ハンガン)の奇跡」にも言及した。朴大統領は「世界の人々は、1953年に1人当たりの国民所得が67ドルと世界最貧国だった韓国が貿易規模世界8位の国になったことを“漢江の奇跡”と呼ぶ」とし「しかし大韓民国国民はこれを奇跡と考えていない。そのような成就の歴史をつくるために韓国人はドイツの鉱山で、ベトナムのジャングルで、中東の砂漠で多くの汗を流した。私は誇らしい韓国国民とともに“第2の漢江の奇跡”を実現させる」と宣言した。

朴大統領は「米国独立宣言書にある幸福追及権は大韓民国憲法にも明示されている。韓米両国と地球村の自由と平和、未来と希望に向けた友情の合唱は、この60年間絶えず響き、今後も止まらない」という言葉で演説を締めくくった。