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人民生活を一段と高め、第7回大会を開こうとすることは、わが党の確固たる決心です。

2016-05-06 | 朝鮮労働党

〈そこが知りたいQ&A〉朝鮮労働党第7回大会が開催されるが? 朝鮮新報転載

党の最高指導機関、36年ぶりに

朝鮮労働党大会が6日、36年ぶりに開催される。36年間の党活動がいかに総括されるのか、また今後の国家建設や祖国統一問題についてどのような展望が示されるのかが注目される。

第7回党大会の宣伝画(朝鮮中央通信)

第7回党大会の宣伝画(朝鮮中央通信)

Q. 朝鮮における党大会の位置付けは?

党大会は、朝鮮労働党の意思決定の最高機関であり、党規約では「党の最高指導機関」に定められている。

党規約によれば、党大会は▼中央委員会・党中央検査委員会活動総括▼党の綱領と規約の採択または修正・補充▼党の路線と政策・戦略戦術の基本的問題の討議・決定▼党総書記の推戴▼中央委員会および党中央検査委員会の選挙―などを行う。

開催周期については、1980年の党規約には5年ごとの開催が明記されているが、2010年に改定された規約には明示されなかった。

Q. 過去の党大会では何が示されたのか?

朝鮮はこれまでに党大会を6回にわたって開催した。前回1980年10月に行われた第6回大会では、金正日総書記を党中央委員会政治局常務委員に推戴。金正日総書記が、金日成主席の唯一の後継者として公式席上に登場した。

また、社会主義建設の10大展望計画を提示したほか、高麗民主連邦共和国創立方案を発表。高麗民主連邦共和国創立方案は、7.4南北共同声明の精神に則った祖国統一の具体的かつ現実的なビジョンとして、内外に大きな支持を呼び起こした。

第1回大会は45年10月、第2回は48年3月、第3回は56年4月、第4回は61年9月、第5回は70年11月に開催された。

初期の党大会では、建国に関する党の綱領と規約を決定することを目的に開催され、以後は中央委・党中央検査委活動総括のほか、経済建設や統一問題などに関する主要な政策を決定した。

Q. なぜ36年ぶりの開催となったのか?

第6回大会が開催された1980年以降、金日成主席と金正日総書記は、党大会の開催について言及している。主席は83年6月、労働党中央委員会第6期7回全員会議および、同年、ペルー米国人民革命同盟代表団との会談において、第7回大会の開催について言及している。

総書記も、84年2月に開かれた党中央委員会責任幹部協議会で演説した際、「人民生活を一段と高め、第7回大会を開こうとすることは、わが党の確固たる決心です」と述べている。

しかし、80年代末から90年初頭に起こったソ連および東欧社会主義の崩壊、洪水などの相次ぐ自然災害などによって、朝鮮は国家建設や人民経済に深 刻な打撃を受けた。94年には金日成主席が急逝。この間、米国とその追従勢力は対朝鮮孤立圧殺策動を強化し、経済制裁と封鎖が続いた。とりわけブッシュ政 権は、核問題を口実に朝米基本合意文(94年)、朝米共同コミュニケ(00年)など、朝米間の合意事項を白紙化し、朝鮮を先制核攻撃対象に指定して、軍事 的圧力を強めた。続くオバマ政権もこのような対決路線を踏襲した。11年には、金正日総書記が逝去した。

党大会が開催されなかった期間、朝鮮はこのようなあらゆる試練を乗り越えながら、先軍路線に沿って国防力を強化し、経済復興基盤を整えてきた。

第6回大会以降は、党大会に次ぐ党の決定機関である党代表者会が2回にわたって行われた。

10年9月に行われた第3回党代表者会では、金正日総書記を党総書記に再推戴し、金正恩第1書記を、金正日総書記の唯一の後継者として、党中央軍事委員会副委員長に推戴した。

12年4月に開かれた第4回党代表者会では、金正日総書記を「永遠なる総書記」に推戴し、「金日成・金正日主義」を唯一の指導思想として定式化し た。また、党第1書記職を新設し、当時、党中央軍事委員会副委員長だった金正恩第1書記を当該職ならびに政治局委員、政治局常務委員会委員、党中央軍事委 員会委員長に推戴した。

年初に開かれた群衆大会。党大会に向けたスローガンを掲げている(朝鮮中央通信)

年初に開かれた群衆大会。党大会に向けたスローガンを掲げている(朝鮮中央通信)

Q. 第7回大会では何が示されるのか?

歴代の大会で数々の主要政策が発表された前例に基づけば、第7回大会で、国家建設における長期的展望、祖国統一と北南関係改善に関する重要提案などが示されることが予想される。党大会で示された路線と政策が、今後の国家運営における指針となる。

金正恩第1書記は年初の新年の辞で、党大会について「金日成同志と金正日同志の賢明な指導のもとにわが党が革命と建設で収めた成果を誇り高く総括し、朝鮮革命の最後の勝利を早めるための素晴らしい設計図を示すだろう」と展望している。

朝鮮は近年、金正恩第1書記の指導のもと、経済建設と核武力建設の並進路線(13年3月、党中央委員会総会で採択)に基づいて、強力な軍事力、核抑 止力を担保とし、着実な経済成長を遂げてきた。党大会は、国家建設、人民生活向上における成果に基いて、社会主義強盛国家のビジョンを内外に示すことにな る。党大会を機に朝鮮は、第1書記が示した「自主・先軍・社会主義」(12年4月15日、主席生誕100周年記念閲兵式における演説)の路線と「人民重 視・軍隊重視・青年重視」(15年10月10日、党創建70周年記念閲兵式における演説)の3大戦略を具現し、経済など、あらゆる分野において本格的なテ イクオフを始めるだろう。

第7回党大会の招集が発表(15年10月30日、党中央委員会政治局決定書)された翌日の労働新聞は社説で、「第7回党大会が招集されるのは、朝鮮労働党と革命発展において画期的意義つ持つ歴史的出来事となる」と意義付けている。

(金淑美)



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