「西陣・日朝セミナー」 連帯運動 促進させよう |
「西陣・日朝セミナー」(西陣同胞生活綜合センター主催)が9月22日、ホテルルビノ堀川(京都市)で行われ、83人が参加した。うち15人は京都市議会の小林昭朗議員を含む日本市民であった。 朝鮮の自衛的ミサイル発射実験以降、日本のマスコミによる一方的な「加熱報道」と日本当局の悪質な反共和国、反総聯バッシングに対する本質を見極める観点を立て、地域同胞社会と日本市民たちとの共生、共存を焦点に「激動する日朝問題をどう見るか」が講演された。 講師の京都府立大学・井口和起前学長(名誉教授、文学博士)は、ミサイル発射実験の時代的背景とその正当性について言及、拉致問題、6者会談に関する日米マスコミの誤った報道姿勢、歴史的本質を説明し、日朝問題解決への道を説いた。 講演後、総聯京都府西陣支部・金鐘現委員長はこれからも地域に密着した対外事業を強化し、連帯運動を促進させようと呼びかけた。 終了後、同セミナーの参加者から以下のような感想が寄せられた。 「日朝問題は米朝関係と日本人にも責任の一端があると講演で話されていた。一方的なマスコミ報道に惑わされず、地域の友好運動を推し進める必要性を実感した」(西陣支部・南昌志副委員長兼地域商工会会長)、「参加者が多く驚いた。朝鮮の政策の正当性を認識した。草の根運動、対外活動、友好運動が重要だ」、「友好運動を活発化し民族教育をはじめ在日の方々の生活、権利の擁護、文化芸術の交流をしていきたい」(小林議員)【西陣分局】 [朝鮮新報 2006.10.24] |