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民族教育を守るために在日同胞がたたかった「4.24教育闘争」をテーマとする「SAISA-4.24」を演奏。

2016-08-25 | ウリハッキョ

大阪朝高、府大会で優秀賞/日本吹奏楽コンクールで「4.24」演奏

府大会で優秀賞に輝いた大阪朝高吹奏楽部員と、指導教員たち

府大会で優秀賞に輝いた大阪朝高吹奏楽部員と、指導教員たち

大阪朝高の吹奏楽部が16日、「第53回大阪府吹奏楽コンクール大阪府大会」(主催:大阪府吹奏楽連盟、朝日新聞社)の高等学校の部小編成に出場し、優秀賞に輝いた。

7月27日に八尾市立文化会館で行われた中地区大会で優勝賞を受賞し、地区代表として今回府大会に出場した同部は、14校中、5番目に舞台に上がった。

舞台で19人の同部員たちは、民族教育を守るために在日同胞がたたかった「4.24教育闘争」をテーマとする「SAISA-4.24」を演奏。

演奏後、崔悠玉主将(3年)は「私たちは『4.24教育闘争』を実際に経験していないが、当時の同胞たちのように民族教育を守る強い気持ち」を伝えたとし、「曲想を考えて気分よく演奏できた」と清々しく語った。

同部が府大会に出場するのは今回が5回目。2012年度には初めて関西大会に進み、金賞を受賞している。しかし今回、府代表(4校)には選出されず、惜しくも関西大会へと駒を進めることは出来なかった。

関西大会出場を逃した結果発表の後、「みんなが一つになって成長できた。これを糧に、在日朝鮮学生中央芸術コンクールで優勝しよう」と、目頭を熱く しながら部員たちを励ます崔主将を、悔し涙を流しながら見ていた2年生責任者の宋凌兵さんは、「先輩たちと感じたこの悔しさを心に刻んで、来年は必ず良い 結果を残したい」と力強く語った。

この日、同部を応援するために同校の尹誠進校長をはじめとする学校関係者、保護者、同部卒業生など多くの人たちが駆け付けた。

保護者、関係者たちと共に

保護者、関係者たちと共に

今回演奏した「SAISA-4.24」は、「民族教育の歴史を一つの曲で残したい」と、尹忠新教員(功勲芸術家、文芸同中央副委員長兼文芸同大阪支 部委員長)が日本学校出身で同胞作曲家の朴守賢さん(36)に依頼し、数年かけて完成させた曲だ。作曲中朴さんは、学校を守るために同胞たちがたたかった 歴史に胸が痛んだが、ウリハッキョの生徒たちの笑顔と明るい未来を想像しながら作曲したと振り返りながら、「生徒たちは持っている力すべてを出して演奏し た。練習過程を見てきたからそれがわかる。あらゆる状況にも対応しながらよくやりきった」と称えた。

「当時を経験していない世代が4.24の精神を感じ、人前で演奏するのは簡単なことではない」と強調するのは、尹教員。「今回、日本のコンクールに 出演したが、その練習過程を通じて生徒たちが在日朝鮮人としての精神を学び、育むきっかけになった」と振り返り、「指揮台で見た演奏中の生徒たちの表情か らは、自分たちの音楽を奏でる喜びを感じ取れた。今後、より良い音楽を演奏するため、生徒たちには学校生活でたくさんのことを学んでほしい」と語った。

(高英俊)



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