韓米日安保協力 「軍事同盟に発展しない」=韓国外相
2017/10/30 13:00
【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は30日、国会外交統一委員会の外交部に対する国政監査で韓米日3カ国の安保協力は軍事同盟には発展しないとの認識を示した。
国会で答弁を行う康長官=30日、ソウル(聯合ニュース)
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康長官は「韓米日安保協力は、北の核とミサイルの脅威に対する抑止力向上と実効的対応のための範囲内で行われるものだ」とし、「軍事同盟には発展しない」と述べた。
米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国への追加配備の可能性が取り沙汰されていることに対しては「検討していない」とした。
康長官は「米国のミサイル防衛(MD)体制に加わらないという既存の立場に変わりはなく、韓国型ミサイル防衛(KAMD)の早期構築に努力している」と述べ、THAAD配備は北朝鮮の核とミサイルの脅威から韓国と在韓米軍を防衛するための自衛的措置だと強調した。
来月7日に来韓するトランプ米大統領が北朝鮮との軍事境界線に接する非武装地帯(DMZ)を訪問するかについては「あらゆるオプションがある」と答え、可能性を排除しなかった。
野党議員から韓国の反米団体がトランプ大統領の行動に合わせデモを行う計画があると告げられ、その対策を問われた康長官は「警察庁と緊密に協議している」と述べた。