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そんな京都舞踊部が出演した群舞「秋風にそそられ」は、優秀作品としても選ばれ高く評価された。

2017-08-18 | 朝鮮総聯京都のみなさん

〈文芸同朝鮮舞踊コンクール〉

みんなの力があったから/文芸同京都舞踊部

文芸同京都・群舞「秋風にそそられ」

文芸同京都支部舞踊部長、李文清さん(39)は、全国最年少の舞踊部長。李さんは「京都での舞踊競演の開催が決まったときは、『ホンマに出来んの!?京都で!?しかも第10回やで』と、まず会場を取れるかどうかも心配だった」と話した。

「舞踊部の人数が少ない中、文芸同メンバーはもちろん、総聯本部や女性同盟などたくさんの人たちが手伝ってくれた。みんながいなかったらどうなっていたんだろう」

 

そんな京都舞踊部が出演した群舞「秋風にそそられ」は、優秀作品としても選ばれ高く評価された。

「はじめから上手くいくわけはない」と李さん。「アンサンブルが合わないとイライラすることももちろんある。でもやっぱり、オンニたちの力が大きい。高齢で、またこんな暑さの中でも意見を出し合いながら『自分たちの作品』を皆で作り上げていった」

指導を受けながらも、自分たちで何度もビデオを撮って再生しながら「ここが違う」、「もっとこうすれば」と真剣に練習に取り組むなど、「年上のオンニたちに何度も助けられた」と重ねて話した。

「日常の中にある舞踊の時間だからこそ、子育ての話やおかずの話などにも花が咲きホッとする。チケットを売る際にも、オンニたちはすごく積極的だった。『もう全部売って足りひんわ。もっとちょうだい!』って」

李さんはまた、他の地方の舞踊部メンバーたちが多忙を極める中でも、京都でのコンクール開催に、協力してくれたことにも、感謝を述べた。「自分は舞踊部長の中でも最年少。衣装を貸してくれるオンニもいたし、『主催地は大変でしょう。頑張って』と常に声をかけてくれて力になった」としながら「みんなの力があったから、ここに全国から舞踊仲間が集い、出会うことができた」と笑顔を見せた。

「難しい情勢の中でも、舞踊の火は消えない」と目を輝かせて李さんは言う。「主席を知らない世代の女性たちが、『나의 초소(私の持ち場)』を踊っている。そして会場に『金日成将軍の歌』が響き渡っている。ものすごいエネルギーが舞踊には詰まっているんだと感じる」

「京都の学生数が減るにつれて、舞踊をする子どもたちも減ってきている。技術はもちろん、舞踊の魅力をどんどんつなげていきたいし、外にも発信していきたいと思っている。この日本の地で、朝鮮舞踊の素晴らしさを存分に広げたい」と述べる声は清々しかった。

(李鳳仁)



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