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人類と平和のために保存すべき『慰安婦』記録物を集めたもので、今後日本の資料を希望する

2016-06-02 | あらゆる差別は赦さない

日本軍「慰安婦」記録物2744件を世界記録遺産に申請

ハンギョレ新聞   登録 : 修正 : 2016.06.02 06:20

 

韓国、日本、中国など8カ国14の市民社会団体と英国戦争記念館 
「日本軍慰安婦の声」という名称で申請完了 
来年10月頃に最終決定の見込み

リラ・ピリピナ・ロラズセンターが提供したフィリピンの日本軍「慰安婦」被害調査記録(左)。大邱クァク病院が記録した「慰安婦」被害者の診療記録(右)=世界記録遺産共同登録のための国際連帯委員会提供//ハンギョレ新聞社

 韓国、日本を含む8カ国14の市民社会団体と英国の戦争記念館が、日本軍「慰安婦」関連記録物を世界記録遺産への共同登録を申請した。韓国政府も積極的 に推進してきた事案だが、韓国政府は慰安婦被害者関連の昨年の合意後、「民間団体が推進するもの」とこっそりと手を引いた。

 

 日本軍「慰安婦」関連記録物のユネスコ世界記録遺産共同登録のための国際連帯委員会(以下、委員会)は1日、ソウル中区貞洞のフランチスコ教育会館で記 者会見を行い、先月31日に日本軍「慰安婦」関連資料2744件をユネスコ世界記録遺産本部に登録申請したと明らかにした。このうち韓国の集めた「慰安 婦」記録物は660件ある。

 

 委員会チーム長のハン・ヘイン氏は「日本軍『慰安婦』被害者が勇気をもって声を上げたことが正義に向けた第一歩だったことを賛えるため、多くの国の多様な『慰安婦』資料を集め『日本軍慰安婦の声』という名称で登録申請を推進した」と説明した。

 

慰安婦被害者証言録音テープ=日本軍「慰安婦」関連記録物ユネスコ世界記録遺産共同登録のための国際連帯委員会提供//ハンギョレ新聞社

 委員会は、慰安婦関連記録物のユネスコ世界記録遺産登録を目的に昨年5月、韓国、日本、中国、フィリピンなど8カ国14の市民団体が中心となって結成された。

 

 委員会が紹介した登録対象記録物は、歴史的記録物としては中国吉林省トウ案館(トウは木偏に当)所蔵の文書をはじめ、「1943~1944年(仮称)慰 安婦管理者の日記」などだ。「慰安婦」被害者記録物としては、証言テープ、録音ファイル、写真などがある。被害者調査物としては、大邱のある病院が記録し た「慰安婦」被害者の診療記録とフィリピンのリラ・ピリピナ・ロラズセンターが提供したフィリピンの日本軍「慰安婦」被害調査記録も含まれた。

 

1943~1944年(仮称)慰安婦管理者の日記=日本軍「慰安婦」関連記録物ユネスコ世界記録遺産共同登録のための国際連帯委員会提供//ハンギョレ新聞社
中国吉林省トウ案館所蔵文書=日本軍「慰安婦」関連記録物ユネスコ世界記録遺産共同登録のための国際連帯委員会提供//ハンギョレ新聞社

 委員会は、ユネスコの登録小委員会が提出資料を検討し、諮問委員会の審査を経て2017年10月頃にユネスコ事務総長が世界記録遺産登録の可否を最終的に決めると見ている。

 

 「慰安婦」記録物の世界記録遺産登録は、昨年の12.28韓日交渉妥結以前から女性家族部が公然と掲げた推進事業だったが、交渉妥結後に「民間団体が推進するもの」と距離をおいている。12.28合意には「国際社会で慰安婦問題に関して相互非難や誹謗することを自制する」という内容が含まれている。委員会のシン・ヘス団長は「『慰安婦』関連記録物の世界記録遺産登録申請は政治的懸案ではない」として「人類と平和のために保存すべき『慰安婦』記録物を集めたもので、今後日本の資料が追加されることを希望する」と強調した。

 

パク・スジン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )


日本政府に対して、すべての被害者の問題を解決することを求める運動を展開していくと した。

2016-05-29 | あらゆる差別は赦さない

“「慰安婦合意」最終的・不可逆的ではない”

ソウルで第14回アジア連帯会議

 日本軍「慰安婦」問題解決のためのアジア連帯会議が17~20日、ソウルで開かれ、「慰安婦」問題解決のための共同行動を決議し、共助 方案を討議した。20日に行われた閉幕式で採択された決議文では、昨年12月28日の「合意」は日・南両政府が主張する「最終的かつ不可逆的な解決」には 成り得ないと宣言。「合意」の問題点を国際社会に周知させるとともに、日本政府に対してすべての被害者の問題を解決することを求める運動を展開していくと した。

各国の被害者らが結集した。(統一ニュース)

各国の被害者らが結集した。(統一ニュース)

 

会議では、中国、台湾、日本などの活動家らが、日・南「合意」について一様に批判し、日本軍性奴隷制問題の解決をめざす各国における取り組みについて報告した。

19日午前に開かれた記者会見には、南朝鮮、フィリピン、東ティモールの性奴隷制被害者らが登壇し、自身の被害について証言し、日本政府に対して公式謝罪と法的賠償を求めた。

南朝鮮を初めて訪問した東ティモールの被害者は、「『慰安所』では性交渉を強要される一方、伝統舞踊や歌などの娯楽を提供することも強要された。自 分が狂っていくように思えた」と明かし、「自分の体験を話すことを恥ずかしいとは思わない。日本政府の謝罪と、被害者の生活に関心を持ってくれることを望 む」と話した。


「すぐ隣なのになぜ立ち寄らないのか、  韓国人被爆者に言及したのは不幸中の幸い」。

2016-05-28 | あらゆる差別は赦さない

オバマ大統領を待ち続けた韓国人被爆者…「非常に残念」

登録 : 2016.05.28 00:50 修正 : 2016.05.28 07:16



韓国人被害者は式典場に入れず 
「あまりにも悔しくて、市長に抗議したが...」

27日、オバマ米大統領の広島訪問を控え、韓国原爆被害者協会シム・ジンテ陜川支部長(中央)が平和公園内にある韓国人原爆犠牲者慰霊碑前で大統領に宛てた書簡を公開している=広島/キル・ユンヒョン特派員//ハンギョレ新聞社

 「オバマ大統領が韓国人原爆犠牲者の問題について初めて言及してくれました。それは初めてのことですし、ありがたく思っています。だけど、核兵器をどのように無くすのか、具体的な内容がありませんでした」

( 韓国原爆2世患友会のハン・ジョンスン会長=写真右前の女性。韓国原爆被害者協会のシム・ジンテ陜川(ハプチョン)支部長=写真中央の男性・・・ブログ管理者)

 27日、バラク・オバマ米大統領の広島訪問を現地で見守った韓国原爆被害者協会のシム・ジンテ陜川(ハプチョン)支部長(73)の声には、無念さがにじ み出ていた。 「核兵器のない世界を作る」というオバマ大統領の約束が、当初の期待に及ばなかったからだ。彼はオバマ大統領が「核兵器を無くすのではなく、減らしていく と言っただけだが、スローガンで終わるのではないかという疑いを抱かせる。米国は必ず行動を起こし核兵器をなくすべきだ」と語った。

 

 

広島平和記念公園を訪問したオバマ米大統領が27日、原爆生存者の森重昭さんを抱き寄せている=広島/ AP・聯合ニュース

 現地を訪問した韓国人被爆者たちは、オバマ大統領が「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」を訪問しなかったことについて、残念な気持ちを隠 せなかった。彼らと現場に同行した「釜山(プサン)平和と統一を開く人々」のパク・ソクブン常任運営委員は、「皆さんは、韓国人被爆者の存在が言及されて 不幸中の幸いとしながらも、すぐ横に韓国人慰霊碑があったのに、なぜ足を運ばなないのか残念がっていた」と述べた。広島で被爆した在日同胞のイ・ジョング ンさん(88)も「今日のオバマ大統領の訪問式典に韓国被爆者は一人も入れなかった。今朝、あまりにも悔しいので広島市長に電話して、韓国の被爆者が来て いるのに、なぜ入れてくれないのかと抗議した」と話した。

 

 これに先立ち、この日の午前、シム支部長ら韓国人原爆被害者1、2世の6人と、平和と統一を開く人々など平和運動団体のメンバーで構成された韓国人訪問 団は、韓国人慰霊碑前で記者会見を開き、「原爆について責任を取らなければ世界の平和もない。オバマ大統領はこの碑石の前で、私たちに謝罪すべきだ」と声 を高めた。

 

 記者会見に参加した韓国原爆2世患友会のハン・ジョンスン会長(57)は、脳性麻痺の息子(34)と撮った写真を見せながら「息子は今年34歳だが、脳 性麻痺で何もできない。私の戦争はその時(1945年8月)で終わることがなかった。私たちの戦争は生まれた日から始まっている」と語った。訪問団は、 「韓国人原爆被害者の認定、調査、謝罪、賠償を求める」という題した書簡を日本の記者に配布し、韓国・朝鮮人被爆の問題により多くの関心を持ってくれるよ う要請した。

 

広島/キル・ユンヒョン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

 

韓国語原文入力:2016-05-27 21:07

 

http://www.hani.co.kr/arti/international/japan/745810.html訳H.J


これを契機に同胞を含め日本で生活する日本以外出身者がさらに安全に生活できる環境を期待する

2016-05-25 | あらゆる差別は赦さない

ヘイトスピーチ解消法制定 具体的処罰規定なし

登録 : 2016.05.24 23:37 修正 : 2016.05.25 07:05

 

嫌韓デモの根絶になるか不透明 
国家と地方自治体の責務として明示する対応 
来月5日の右翼集会への対応に注目

2013年3月31日、東京の新宿韓流通りで右翼団体が日章旗と「慰安婦動員は嘘だ」などと書かれた横断幕で街頭デモを行う間、彼らの人種差別主義と誤った歴史観を批判する市民が歩道に集まり抗議している=資料写真//ハンギョレ新聞社

 「この法案に賛成する諸君の起立を願います」

 24日午後1時、衆議院本会議。 日本で猛威を振るう「ヘイトスピーチ」(人種嫌悪集会)を根絶するために作られた、いわゆる「ヘイトスピーチ解消法案」(本邦外出身者に対する不当な差別 的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律案)は、この日表決された9法案の最後の案件として上程された。

 

 法案の賛否を問うため大島忠盛・衆議院議長が起立を要請すると、日本の与野党議員がいっせいに立ち上がった。 「起立多数。これによりこの法案は可決されました!」。 2013年10月に民進党(当時は民主党)の有田芳生議員(参議院)など日本社会からヘイトスピーチを追放しようとする一部の議員が研究会を作り活動を始 めてから2年ぶりに法律が制定された。 ヘイトスピーチが許されない行動であることを法律として確認し、これをなくすことを国家と地方自治体の責務として定め、具体的な政策対応をしていくという 内容だ。

 

 しかし、ヘイトスピーチに対する具体的な禁止規定や罰則は含まれていないため、東京の都心で韓国・朝鮮人を蔑視するヘイトスピーチがされても、直ちに防 ぐことは現時点では不可能だ。 日本の法務省によれば、2012年4月から2015年9月までに確認されたヘイトスピーチは計1152件に達する。

 

 この法律がどこまで実効を上げられるかについては日本国内でも意見が分かれている。 法を作った議員は「一歩前進」と評価している。 自民党の西田昌司議員(参議院)は「ヘイトスピーチはしてはならないということを宣言する立法府の意志があらわれた」とし「司法府が判断する際にも(この 法を)尊重するだろうし、行政の解釈指針にもなるだろう」と明らかにした。

 

 しかし、在日同胞が多く暮らしている集団居住地域の悩みは深い。 日本の右翼のヘイトスピーチは、大阪の鶴橋、神奈川県の川崎、東京の「韓流通り」の新大久保などで集中的に行われてきた。特に川崎では、今回の立法をあざ 笑うかのように6月5日にヘイトスピーチが予告されている。 川崎市の福田紀彦市長は朝日新聞とのインタビューで「まったくもどかしい。毅然として対応したいが悩ましい」と述べた。

 

 一方、日本の衆議院が嫌韓デモに対応するヘイトスピーチ解消法を通過させたことに対し、韓国外交部のチョ・ジュンヒョク報道官はこの日午後、定例ブリー フィングで「法案の通過を評価する」とし、「これを契機に同胞を含め日本で生活するすべての日本以外出身者がさらに安全に生活できる環境が作られることを 期待する」と明らかにした。

 

東京/キル・ユンヒョン特派員、イ・ジェフン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

 

韓国語原文入力:2016-05-24 20:10数丁:2016-05-24 20:11
http://www.hani.co.kr/arti/international/japan/745292.html 訳J.S(1447字)