羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

ミネラルフェアあれこれ

2006年06月08日 08時06分44秒 | Weblog
 朝日カルチャー土曜日・日曜日・火曜日の3クラスともに、「ミネラルフェア期間中の特別レッスン」と銘打って、石のことをテーマにしてレッスンを行った。
 
 そこでは「地質年代別化石標本100種」(東京サイエンス製)を、「時の塔」スミソニアン自然史博物館の生物の歴史表と一緒に、話をさせていただいた。
 どのクラスも「こんなテーマでいいのかしら」と、話を始める前は恐る恐るの心境だったが、話し始めてみるとそれは杞憂に過ぎなかったことを実感していた。
 関心を示してくださる方がほとんどで、化石標本を手にとって、番号と表を見比べながら、楽しそうにしておられる方が「やめられない」といいながら次々標本に手を添える姿を見ながら、とても嬉しかった。

 因みにこの「地質年代別化石標本」は、30ケース限定だったが、日曜日夕方には完売したそうだ。すごい人気だった。
 実は、この標本のよさを最初に認めたのは、野口体操の仲間で少年時代から「石の世界」にはまっておられる方だった。野口先生の石へのライバル意識を刺激された御仁だ。

「井上君は、子供のころからの石との付き合いだから遠慮がないよね。その点、60歳過ぎて石と仲良くするようになったから、どこか“石様様”って感じあって、一歩ひくのよね」
 野口三千三先生の嘆きだった。

 何事も若いときから接することの大切さを、身をもって感じておられる先生だ。
 ところが、そうおっしゃりながらも、どうして・どうして、野口先生の「石への思い」と行動には並々ならぬものを感じていたのは、私だけではなかっただろう。

 さて、一日置いて、ほっと一息ついたところで、これからのことでも、ぼちぼち考えはじめようと思っている。
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