羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

野口風呂

2006年01月08日 09時20分44秒 | Weblog
「お疲れ様、野口体操の皆さんは、お風呂からあがったみたいに、つやつやしているわ」
 担当の二階さんが、話しかけてくださった。
「いや、熱い。温泉につかったみたい」
 佐治さんが答えた。
「逆立ちもしましたしね」
 そばにいらした方も、ニコニコ顔で
「野口風呂ですから」
 やっぱり体操は、血行がよくなるらしい。
「寒いこの時期には、何よりのことだ」
 言葉には出さないが、居合わせていた方々の顔に書いてある。

 朝日カルチャー土曜教室の初日。
 皆さん、お元気で教室に集合された。
 3時30分、レッスン開始。
 第一声を出したときに、自分の体調がわかった。すっかりお正月の休養が、からだの栄養になってくれたようだ。

 一人一人のお顔を見ながら話しを続ける。
 やっぱりレッスンはいい、と新鮮な感じをうける。今回は、2週間の休みでしかなかったけれど、なぜかあらたまった感じがある。年末年始はゴールデンウィークの休みとは、どこか雰囲気が違うからだろうか。それに加えて、この寒さは、ある緊張感を持たせるのかもしれない。

 レッスンは、昨年末から用意しておいた「七草の籠」を持って、七草粥や七草爪の話から始めた。七草の漢字は、当て字が多くてとても難しい。画数が多い名前はなおのこと。
 パソコンの文字ポイント大きく拡大して、その文字を手書きにしてみるのだが、難しいことこの上ない。意味の理解不能な文字は、すんなりとは書けないということらしい。
 そこで、野口先生がなさっておられた、字源探索をしてみると、なるほどと意味がわかると書きやすくなる。
 
 その例として、「七草名」漢字を黒板にかいてみた。
「ほんとうに、字源がわかると、書きやすくなりますね」
 最近、いろいろな意味でメキメキ上達してきた女性が、真顔で話しかけてくれた。こんなときは、とても嬉しい。

 さて、逆立ち報告を。
 はなから「逆立ち」にはいりたいと考えていたので、からだをほぐすことに徹してみた。床に腰をおろして行うあたらしい「二人のほぐし世界」も思い切って始めてみた。この方法は、滅多なところでは出せない。しかし、体験してみるとその気持ちよさに止められなくなる。
「からだがほぐれるって、こういうことなんだ!」
 そこまでほぐしておくと、「重さの方向」が感じ取れるようになる。
 
 そうこうしながら最後の15分で逆立ちに入った。まず、「ヨガ逆立ち」から。
何人かの包助をしてみると、確実に楽になってきておられた。

 手で立つ逆立ちは、これから本格的に入ってみたい。
 いよいよ、今年も始まった。
コメント (1)
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