羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

たかが○○ されど○○

2005年10月20日 07時38分58秒 | Weblog
 朝日カルチャーセンター・土曜クラスでは、逆立ちの練習が佳境に入ってきた。
 「野口流・ヨガ逆立ち」を、数名のグループに分かれておこなっている。
 男女入り乱れて、和気藹々と練習する様子は、野口先生の時代を彷彿とさせるに違いない。
 本来、逆立ちは楽しいのである。
「たかが○○、されど○○」という言い回しが、これほどぴったりのものはない。

 そこで準備するものは、「生卵」「ゆで卵」「逆立ち独楽」「卵の形をした独楽」等々で、まず、楽しく遊ぶことを毎回おこなってから、逆立ちに入る。

 15日の土曜日は、カーボン紙のうえでゆで卵を回していただいた。
 白い殻に、青いインクで、立ち上がっていく軌跡が、描かれる。
 揺れながら、円を描きながら、螺旋形で、卵は立ち上がる。
 細くとがっている方が下になると、安定してまわる。
 独楽はもともと重いほうが上になる。卵とて同様だ。

「立った、立った!」と歓声が上がる。
 逆立ちになれた人に、拍手が起こるグループがある。
 初めて立てたときは、それはもう、感動ものである。
 立ってみなければわからない境地かもしれない。
 気がつくとそれぞれの顔が耀いている。なんといったらよいのだろう。言葉にするのは難しい。
 生き生き・いきいき・イキイキ・活き活きとして、艶やかである。
 独楽は気持ちよく回ると、艶やかに輝きを増す。
 人は気持ちよく動けたとき、こんなにも美しくなれるのか。。。。。。。いや、違う。。。。。。。満たされたからだは精気あふれ。。。。。。。いや違う。。。。。。。
 お手上げだ!
 とにかく楽しい!

「たかが逆立ち、されど逆立ち」
 万歳・バンザーイ なのである。


コメント
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