羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

ソニーよ 再び!

2005年10月08日 08時46分30秒 | Weblog
『ソニーが背負う 夢と社会的使命』ー小学生が、血が飛び散る「バイオハザード」に熱中するプレステを発売始めたころから、ファンが離れ始めた。ー
 今朝の日経新聞プラス1:「山根一眞・デジタルスパイス」の記事に同感である。
 ソニーがプレステーションというゲーム機を低廉価で発売したころから、ソニーに異変が起こり、それまでの大人のファンが離れ始めた。
 おっしゃるとおり。
 
 思えば、私のソニーイメージも、そこには夢があった。その夢が壊されて
「何もソニー製品でなくたって、ナショナルでいい(最近ではパナソニックというらしい)」
 (松下電器には申し訳ないが),、何時ころからか、そういう価値観に変わっていった。
 この記事を読んで
「なるほど、納得。プレステーションからなのか」
 この記事、「ソニーが背負う 夢と社会的使命」という指摘、なかなかに卓見である。
 
 ところで、“バング アンド オルフセン”という北欧のメーカーがある。
 ラジオつくりのメーカーとして出発したらしい。
 音に対する感性が抜群である。なにより音に対する哲学がある。その哲学をしっかり守って、オーディオ製品をつくり続けている。
 形のない哲学を伝えるために、株式会社にしているのだという。
 数年前、初めてその音を聞いた。
「この曲はなんですか」
「映画の“情熱と冷静の間”です。私が好きな曲なので、ついかけてしまうの」
 その売り場の女性が、嬉しそうに答えた。
 さっそく、翌日、映画を見に行ってしまった。
 そのときの「音への驚き」は、ソニーに最初に出会ったときの驚きに似ていた。
 それから、しばらくして
「いや、いい音でしょ」
 ある日、友人が、ヘッドフォーンの音を自慢げに聞かせてくれたことがあった。
「ボクに手が出せるのは、このくらいですけれどね。オルフセンはね…フフフ…」
 曲は「海の上のピアニスト」だった。

 ついつい、回り道をしてしまった。
 一言。
「バイオハザードより、ソニーの夢よ 再び!」祈る。
コメント (1)
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