萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

呑み処徘徊 第十七回 「居酒屋しんや」

2009年04月22日 | 呑み処徘徊

<これが活タコだ。4人前もあっというまに無くなる>


<ジンギスカンやホルモンも旨し!>

この頃、札幌に行くと必ず寄る店がある。すすきのの奥の方、「すすきの市場」の対面(トイメン)の古びたビル一階の奥にその店はある。最初は札幌の一座のモンに連れて行ってもらったのだが、非常に気にいった。一人の時でも足を運ぶ。先週の木曜日は4人で暖簾をくぐった。

ここのおススメは、なんといっても、ナマでも食べれそうな「活タコ焼き」である。写真は4人前分。これをしっかり焼くよりも半生程度、ミディアムレアぐらいでほおばるのが良い。また、味付けジンギスカンや塩ホルモン、ミノなども新鮮で美味しい。価格もリーズナブル。その為か女性客も多い。唯一の欠点は食べ過ぎてしまうことだ。

呑み物は生ビール、日本酒はもちろん、焼酎、サワー類と豊富だ。焼酎はボトルがない代わりに秤売りをしてくれるので、呑み残す心配はない。広いとは言えない店内ではあるが、ゴールデンタイムはいつ来ても満席状態である。

店内の壁にはプロ野球の日ハムの選手や有名人のサインがビッシリ。実際に時々、日ハムの選手も食べに来るらしい。ご主人が毎年秋に行われる「ツールド北海道」開催にも関係しているらしく、ロードレーサーのサインもチラホラとある。


大満足で店を後にするが、さすがに不況の所為か、すすきの全体の活気はいまひとつ。呼び込みのニイサンたちの言葉尻も、“威勢”というより“焦り”が伺えるような気がした。そういえば、この時間いつも入れないことが多い「居酒屋しんや」に4人連れがすんなり入れたのもそのおかげだったのかも。

前夜訪れた旭川の繁華街はシャッターを閉めている店も多く、寂れていた感があり、もの悲しくさえあった。ネオンの街から明かりがなくなるのは辛いことである。すすきのは今はまだ、旭川ほどではない。しかし、このまま不況が続けばどうなることか。

 繁華街が空いているのはいいが、寂れてはいかん。

と勝手なことをつぶやきながら、ホテルに戻った。
コメント
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