近所の御婦人がビニール袋を握って、山路を歩いて来られました。袋の中には秋刀魚が一本。氷片が添えてあります。御主人の故郷の北国から送られてきたので、お裾分けに持参されたのでした。「たった一本で申し訳ないけれど」と、さかんに恐縮されましたが、独り暮らしの私には一本が最適の数量です。
秋刀魚は私の大好物ですが、近ごろはお安くない値段なので、気軽には味わえません。思わず歓声を上げて頂戴しました。
早速、塩焼きで賞味。スーパーで売っている秋刀魚とは格段の差のある上等の味に満足!御飯は、先日友人から貰った新米です。戴き物が美味しいのは、本来の味の良さもさることながら、その方のお気持が感じられるからなのでしょう。義理だけの戴き物の味は素気無いですものね。
お皿に残った頭と骨は、飼犬のユキへ。日頃、図太い声で番犬の大役を務めてくれている御礼です。魚の骨が好きなのは猫だけではないようで、飛びつくように一気に食べてから舌なめずり。当年4歳で女ざかりの筈ですが、男っぽい気性です。犬は飼主に似るってホントですか?
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