いつもと変わらない筈の一日なのに、年の瀬は何となく気ぜわしくなったり、「もう一年が経ってしまうのだ」と感慨を覚えたり。「暦」は、私たちの暮らしを律するのみならず、感情をも左右しているんですね。
今朝は愛車で10数分の北村快晴堂へ。「今年は漢方薬初体験の記念すべき年となりました。」と、少しおどけて申し上げましたら、破顔一笑されました。冷え症等に対応する漢方薬のおかげで体調の不安がほぼ解消されて、本当に有難いことです。
午後は、日頃特別にお世話になっているお宅へ年の暮れの御挨拶に伺いました。挨拶だけで失礼するつもりでしたが、ついつい世間話が弾みました。
私が愛車に乗って出掛けるとき、飼犬のユキは静かな体勢で見送ります。
外出から帰ってくる私を、2本足で立ち上がったユキが中空を両前足で掻くようにして迎えてくれます。
ジュンとの交換トレードで当庵へやってきて1年余り、最初はお互いにちょっと気取って?いたけれど。
ユキ!と声を掛けると振り返って、無垢な眸で私を見詰めます。ご機嫌なときのユキは、私の低めの鼻の頭を舐めて愛情表現。私もご機嫌になってしまいます。
前に飼っていたジュンもそうでしたが、ユキも、エネルギーを発散させるためか、或いは恰好いい姿を私に見せたいからか、時々犬舎のまわりで猛烈なダッシュを繰り返します。昨夕もそんなダッシュを繰り返していたとき、突然、パーンと音がして、繋留の鎖が首輪から外れました。首輪が破断したのです。
昨夕は緊急対応として、ジュンのお古の黄色い首輪を付けました。枯木立の向こうから、真円に見える月がひっそりと上っていました。
今日は赤い首輪を買ってきて付けました。猛烈に力強いユキだけれど、やっぱり女の子だから?赤が似合いますよね。
しとしとと雨が降り始めました。無月の夜です。
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