夜の果ての旅

2009-07-07 18:26:25 | Weblog
今はまだ旅の途中で、

簡単にあきらめたりする時期ではなかった。

・・全然、そんなんじゃなかった。

壊れてたバイクが復活したような気分だ。

そしてまた、そいつと夜の路上に出たような。

道はどこまでも続いているのだろうが、

暗闇に包まれて 先の方まで見えはしない。

でも俺にはわかるのだ、

この地面が

あの目も眩みそうなほど

光に満ち溢れた懐かしい街へと続いていることを。

記憶ではなく、感覚でもなく、

俺はただ確信する。

この夜は俺の味方だし、

浅い夢の中にいるような人生に俺は

これからも、そしていつまでも、

振り回されていくのだ。

10年は一瞬の夢だった。

それも

啓示的で、抽象的で、深層心理的な。

深く混迷する夜の中で、

俺は俺の欲しかった「真実」ってやつと

対面するのに違いない。

圧倒的にゴージャスな悪夢、

だけどもしかしたらそいつこそが

唯一無二の

「現実」なのかも知れないんだぜ。






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