言うまでもないことだが、
僕が死んだら僕の所有ギターたちも遺品、だ。
金銭的に価値のあるもの(高価で売却出来るもの)・・・は、ないかな。
唯一のオールド、というかセミ・オールドになるのだが、ギブソンの
1977年製レスポール・スペシャルは友人の「きりひと」氏から
買ったものだが、いかんせん、僕が演奏中に暴れてコケて、ネックにヒビが(いつか直す)。
話はそれるが、手塚の「ブラック・ジャック」に登場していた「きりひと」氏は
安楽死専門の医者だった。かっこよかった。
(間違えた・・・「ドクター・キリコ」氏だった安楽死専門医は。)
ギターの話に戻る。
ちょっと以前に、ギター雑誌を見ていたら何と、
マッドギャング/サウスサイドシャッフルで活躍した 故「碇健太郎」氏の
ギブソン・ファイアーバードの写真が載っていて驚いた。確か1975年製。
今は、若手の新進気鋭のギタリストが使用してるみたいで、
遺族から、遺品として贈られたのであろう、と推測する。
僕は碇さんには死ぬほどお世話になったので、あのギターも懐かしかった。
僕が今メインで使っているフェンダー・メキシコの「サイクロンⅡ」は、
生産本数が割合に少なく、希少・・・・な面もあったのだが
近年、フェンダーが廉価版のスクワイアーでも同じのを生産したらしく、
いかん、希少性などもう、ない。近所のイオンの楽器屋で安価で吊ってあった。がっくり。
スキマノザラシの 故 「イトイガワ」氏が弾いていたギブソン・ファイアーバード
は、今は同じスキマノザラシの「アンボイ」氏が弾いている。
誰かの遺品のギターを、今は誰かが弾いている、という話、
他にもたくさんあった気がするのだが、思い出せない。
ああ、うろ覚えだが、故 「ボ・ディドリー」氏のギターを
ZZトップの「ビリー・ギボンズ」氏が一時、使ってたんではなかったか。
しかし考えてみたら、オールド専門のギターショップに並んでいる
そうそうたるヴィンテージギターたちって
そのほとんどが
誰かの遺品・・・・なんだろうね。
そりゃそうか。