ギターも遺品。

2024-08-25 17:34:48 | Weblog

 

言うまでもないことだが、

僕が死んだら僕の所有ギターたちも遺品、だ。

 

金銭的に価値のあるもの(高価で売却出来るもの)・・・は、ないかな。

唯一のオールド、というかセミ・オールドになるのだが、ギブソンの

1977年製レスポール・スペシャルは友人の「きりひと」氏から

買ったものだが、いかんせん、僕が演奏中に暴れてコケて、ネックにヒビが(いつか直す)。

 

話はそれるが、手塚の「ブラック・ジャック」に登場していた「きりひと」氏は

安楽死専門の医者だった。かっこよかった。

(間違えた・・・「ドクター・キリコ」氏だった安楽死専門医は。)

 

ギターの話に戻る。

ちょっと以前に、ギター雑誌を見ていたら何と、

マッドギャング/サウスサイドシャッフルで活躍した 故「碇健太郎」氏の

ギブソン・ファイアーバードの写真が載っていて驚いた。確か1975年製。

今は、若手の新進気鋭のギタリストが使用してるみたいで、

遺族から、遺品として贈られたのであろう、と推測する。

僕は碇さんには死ぬほどお世話になったので、あのギターも懐かしかった。

 

僕が今メインで使っているフェンダー・メキシコの「サイクロンⅡ」は、

生産本数が割合に少なく、希少・・・・な面もあったのだが

近年、フェンダーが廉価版のスクワイアーでも同じのを生産したらしく、

いかん、希少性などもう、ない。近所のイオンの楽器屋で安価で吊ってあった。がっくり。

 

スキマノザラシの 故 「イトイガワ」氏が弾いていたギブソン・ファイアーバード

は、今は同じスキマノザラシの「アンボイ」氏が弾いている。

 

誰かの遺品のギターを、今は誰かが弾いている、という話、

他にもたくさんあった気がするのだが、思い出せない。

 

ああ、うろ覚えだが、故 「ボ・ディドリー」氏のギターを

ZZトップの「ビリー・ギボンズ」氏が一時、使ってたんではなかったか。

 

 

しかし考えてみたら、オールド専門のギターショップに並んでいる

そうそうたるヴィンテージギターたちって

そのほとんどが

誰かの遺品・・・・なんだろうね。

 

 

 

そりゃそうか。

 

 

 

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蔵書が遺品になる。

2024-08-25 11:20:06 | Weblog

だいぶ以前のニュースだったのだけれど、

マリリン・モンローの遺品の中から かのスコット・フィツジェラルドの

名著「グレート・ギャッツビー」の初版本が出て来て、

サザビー(か何か)のオークションで高額で落札された、という話があった。

 

よく知られている事なのだが、マリリン・モンローは

彼女の一般的なイメージ「一世紀前のセックスシンボル」とは裏腹に、

実は熱心な読書家であったらしい。

 

だから僕は彼女に好感を持っているのだが、そう言いながら・・・・

主演映画は一本も観たことがない。

大体が映画って・・・僕にとっては縁遠いのだ。

 

で、マリリン。

その、初版本を彼女が手に入れた経緯を、いろいろと想像してみると楽しい。

「グレート・ギャッツビー」の発売日が1925年4月10日。

マリリンの誕生日が1926年6月1日。

産まれる前の本だから、普通にマリリンが新刊本屋に発売日に買いに行った

・・・・・のではない。

マリリンにとっては、親世代のベストセラーだ。

 

ところで

僕(1966年産まれ)にとってのストーンズは、完全に親世代である。

ミックとキースと うちの母親は同い年なのだ。

 

マリリンに話を戻すが、だから、親が発売時に買ってて(ベストセラーだから有り得なくはない)、

自然に家にあった・・・のを持っていた、のかもしれない。

 

それか、古本屋で希少本を、高額で買って、手に入れたのかもしれない。

思い入れがあれば、それくらいするだろう。

それに、今現在より、まだ手に入れやすかったのではないだろうか。

 

もしかしたら、

私生活での友人であった文豪・トルーマン・カポーティからプレゼントされたのかもしれない。

「ティファニーで朝食を」が映画化された際、主演女優にマリリン・モンローを・・・と、

著者であるカポーティは猛プッシュしたらしい。

 

 

どれをとっても、いい話だ・・・と思う。

 

 

 

 

 

僕の持っている本たちの中には、そんな希少なものはない・・・と思う。

僕が死んだらブックオフの出張査定とかで、一山いくら、の二束三文で売られるのだろう。

 

 

でもそういえば

 

村上春樹の初期のものは、今では初版本に結構な値がついているものもあるらしい。

僕は1982年(1983年?)ごろからの、古いファンなので、

お?と思ったのだが、

発売されて間もなく(発売日は1985年6月15日)、

19歳の誕生日のプレゼントして頂いて手に入れた(誕生日は9月4日)

「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」

は 、後年・・・・・

誰かに貸してしまって、その貸した人は行方知れず。

あれは初版本だった可能性が高い。

 

発売日に(1987年9月4日!何と僕の21歳の誕生日))、

自分で新刊本屋で買った「ノルウェイの森」は、

あれも初版本だったと思うのだけれど(買ったのが発売日だからねぇ)・・・・・・・

読んだ当時、結末(というか「直子」の扱い)に納得がいかず、

その時病院で長期の入院中(その後そのまま亡くなる)であった祖母の姉に貸した

(話題のベストセラーみたいだから興味あるかも、と思った)のだ・・・が、

「つまんないから途中で読むのやめたわよ」と怒られその後知らない間に破棄された。

ので、両方手元にない。

 

 

 

 

 

哀しい。

 

 

 

 

いや、もし今も所持してて、高額で売れる、としても

意地で、絶対売らないけどさ・・・・・・・・。

 

 

 

 

出来れば 僕の死後にサザビー・・・・・・いや、ヤフオクに出品して欲しいな。

マリリン・モンローみたいに。

 

 

あ、でももう、手元にないんだった・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(暗転)

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