僕はこの土日、福山に行っていた。
そこで、アメリカによるイランへの空爆のニュースを知ったのだ。
妹の家にいたから、普段は見ないテレビのニュースを見ることが出来た。
それで、6月21日の
トランプ大統領のホワイトハウスでの、国民向けの演説を目撃して
すごく暗い気持ちになった。
あの顔、
表情。
いつもにも増してトランプ氏、
憎しみと強い偏見がモロに顔に出ていた。
僕は思ったのだ、これではまるで、映画とかに出てくる「悪役」じゃないか、と。
ちょっと前の日記で僕は、
友達や知り合いが亡くなった時に「死に顔」は見たいのだ、というようなことを書いた。
それは、そこからしか読み取れない何かがあるような気がして。
で、生きてる人間でもその表情から読み取れることって多いのではないか、
と思っていて、
だから国会とかでも本当ならテレビ中継で見たいのだが
テレビ嫌いだし昼間だし、見られないのでよくラジオで聞いていた。
一番よく聞いたのがアベ首相時代だった。
声だけでも、信用できない感じが伝わってきた。
トランプ氏はやはり、モノの見方が偏狭だし、思考も短絡的なのではなかろうか。
ちょっと前にブルース・スプリングスティーンのライヴでの批判に対しても
口汚く罵る、という反応だった。・・・子供か?
今更言ってもしょうがないし、僕にはアメリカの選挙権も当然ないから無意味なのだが、
こういう人は指導者に向かないのではないだろうか。
寛容さのカケラも感じられない。
弱者に対して無慈悲だし。
ただ今回、日本政府の反応が「判断留保」だったのが少しだけ意外だった。
即、アメリカ支持するか、と予想したから。
でも結局は支持するのだろうと予測する。
日本政府にはアメリカに対して、反対意見を言う権利もないように見える。
「憎しみの連鎖」、というのが諸悪の根源である。
「ドント・ルックバック・イン・アンガー」と歌ったのはギャラガー兄だった。
ギャラガー兄弟も他人のこと言えない・・・っていうか超・仲悪いのだが、
でも概念としてはやはり、これしかない気がする。
「怒りを持って振り返ってはいけない」。
許し合うことが、我々に出来ればいいのだ、と思うことしか出来ない。