寺山修司の「花嫁化鳥」(角川文庫)という本の中に、
「初恋宗教」というのが出てきた。
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私の少年時代に、「初恋宗教」というのがあった。
「もろもろの不幸は、ことごとくこの初恋のたたりである。
だから初恋の生霊、死霊を祓い清めて突き進めば、未来は祝福され、
幸運が招来される。」(今西円輔「現代の迷信」)というのが、
その宗旨であって、正式の名称は天元教と言い、
本尊は難波寿一というひとであった。
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どうも、フィクションではないみたいだ。
初恋のたたり・・・・・・・・・・・・・・・。
ちょっと微笑えましくて、素敵だ(笑)。
寺山修司はそんなに読んだことないのだけれど、
そういえば浅川マキさんって、初期は
寺山修司の詩で歌を歌ったりしてたんだった。
「寺山さんと一緒に「風月堂」に行った」と言う話を
俺はマキさんから直接、聞いたのだ。
マキさんがもういないなんて、
何だか不思議だ。
今でもどこかで歌ってるんじゃないか?て
思わせるような感じが・・・・あるよね。