どっちでもいい

2011-05-22 11:03:06 | Weblog



奇妙な程豊かな夜の音色、

想像もつかない程遠くから誰かが僕に、

微かな光を投げかけている。

全ての悪徳が、蜘蛛の糸の上で踊っている今夜、

まるで理解不能な情熱を抱え込んだまま僕等は

何処へとも知れぬ旅を、とにかく続行させたのだ。


誰もが「我」という屈折した個性の集合体で、

それがあらゆるものに対するアンチであるということは

必然的に世界との軋轢を生じるものである。


思うに全ての愛と全ての憎悪の熱源は所詮同じであり、

我々に必要なのは単に、

「存在の祝福」ということだけなのかも知れず、


いつか我々は

”不可思議の見果てぬ王国”に・・・・・

辿り着かないとも限らないのだ。


駄目だったら駄目で、

しょうがないけどさ。






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