逆光の君が悪魔的に微笑み
全ての曇天の下、
”運命の歯車的なもの”が重い腰を上げる。
翼なんかなくったって強力な推力さえあれば
物体は空を飛ぶのだ(ミサイルを見よ、アポロ・ロケットを見よ)。
とか言いながらこの期に及んで俺は、
手に入れた全てのものを
失なおうとしているのかも知れなかった。
切なくなるほど好きな夕方の街。
だけど本当は「手に入れたつもり」になっていただけの話だ。
一体どうやって、人が何かを「所有」できるというのか?
俺のギターですら
本当の意味で「俺のもの」ではない。
俺のアンプも、俺のバイクも。
俺のもの、と言えるのはこの身体だけだ。
(しかしそれなら「俺の描いた絵」は俺のものだろうか?
「俺の言葉」は?「俺の歌」は??????)
答えは保留にしたままで
ブースターに点火して、なけなしの燃料を一気に燃やす。
次に気付いた時、
俺は一体何処にいるだろう?
街はまだ
光にさんざめいているだろうか?
全ての曇天の下、
”運命の歯車的なもの”が重い腰を上げる。
翼なんかなくったって強力な推力さえあれば
物体は空を飛ぶのだ(ミサイルを見よ、アポロ・ロケットを見よ)。
とか言いながらこの期に及んで俺は、
手に入れた全てのものを
失なおうとしているのかも知れなかった。
切なくなるほど好きな夕方の街。
だけど本当は「手に入れたつもり」になっていただけの話だ。
一体どうやって、人が何かを「所有」できるというのか?
俺のギターですら
本当の意味で「俺のもの」ではない。
俺のアンプも、俺のバイクも。
俺のもの、と言えるのはこの身体だけだ。
(しかしそれなら「俺の描いた絵」は俺のものだろうか?
「俺の言葉」は?「俺の歌」は??????)
答えは保留にしたままで
ブースターに点火して、なけなしの燃料を一気に燃やす。
次に気付いた時、
俺は一体何処にいるだろう?
街はまだ
光にさんざめいているだろうか?