まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

「ラ・マルしまなみ」で尾道へ

2024年06月03日 | 旅行記F・中国

振り返れば5月はいろいろな出来事があった。ブログ記事にしているのは札所めぐりや野球観戦のことばかりだが、仕事もなかなか忙しかったし、その他プライベートでは亡父の一周忌法要があり、そして中盤には私自身、両目の白内障手術を行った。

白内障手術とさらっと書いたが、これも貴重な経験かと思うのでまたどこかで「闘病記」でも書くことにしよう。

さて5月19日、その手術の合間のことである。前週は鹿児島に行き、雨でプロ野球が中止になるわ、代替で乗り鉄とした指宿枕崎線で日本最南端・西大山駅で積み残しになるわ、最後は雨で列車が遅れ、予定の新幹線に間に合わず乗車券・特急券を買い直すことになるわ・・という波乱の九州八十八ヶ所百八霊場めぐりだった。

1日空いたこの日は乗り鉄としよう。特急「やくも」の旧国鉄型381系の引退が6月14日と近づくこともあり、やはり最後にもう一度乗ってみようという気がないでもなかったが、今回選択したのは岡山発三原行きの観光列車「ラ・マルしまなみ」。213系を改造した観光列車「ラ・マル・ド・ボァ」は、宇野行きの「せとうち」、三原行きの「しまなみ」、日生行きの「備前長船」、琴平行きの「ことひら」と、岡山を中心に各方面に運転されている。2024年秋には新たに新見行きの「やまなみ」が運転されるとのことだ。

この「ラ・マルしまなみ」に尾道まで乗り(肝心のしまなみ海道の区間が見える手間で下車してしまうが)、尾道からキハ47改造の観光列車「etSETOra」に乗り継いで広島に戻るというもの。のんびりと乗るだけの行程である。

さてまずは岡山に向かうとして、乗ったのは広島8時38分発の「こだま842号」。この列車は500系「ハローキティ新幹線」である。観光列車の乗り継ぎに合わせて、アクセスの新幹線も珍しい車両を選択した。

元グリーン車の6号車をネット予約したが、その時点で他の車両も含めてほぼ満席だった。乗車すると外国人観光客の姿も目立つ。

広島はすぐの発車だったが、三原で後続列車の通過待ちで9分停車。いったんホームに出る。前週の積み残しの件があるので緊張するが、ホームが人であふれるわけでもなく、新幹線は発車ベルも鳴るのでホームにいる分には大丈夫だろう。同じ500系でも「ハローキティ新幹線」となるとそれをお目当てとする、また違った筋の客も現れるようだ・・。

福山でも5分停車。ここでもいったんホームに出て、福山城の姿をカメラに収める。そういえば福山城の天守閣の大改修の後、訪ねていないなあ。この後、「ラ・マルしまなみ」で福山をもう一度通るが、福山で下車して天守閣見物もいいかな。

9時55分、岡山到着。いったん改札の外に出る。

駅ビルで買い物などするうち、10時19分発の発車時間の数分前になった。三原方面ということで1・2番乗り場に向かったのだが、車両の姿はない。「ラ・マル・ド・ボァ」はどの方向でも5番乗り場に固定されているとのことで、慌ててそちらに向かう。ホームには発車を告げる鐘も置かれているし、少し考えればわかりそうなものだ・・。

2両編成のうち、前1両のカウンター席に陣取る。後ろの1両は団体客がほとんどのようだ。この日は快晴とはならなかったが、西を目指して走ることに・・・。

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