今季も、ペナントレース前半の楽しみである交流戦が終了(正しくは、雨天中止になったタイガース対ファイターズの1試合が残っているが)、2024年の交流戦は最終戦でカープに勝利したイーグルスが初優勝した。
今江新監督のイーグルスはリーグ戦前半低調だったが、交流戦に入って投打がかみ合ってきた。大きかったのが超アウェイ状態で臨んだ(ビジター応援席の割り当てが11球団一狭い)甲子園でタイガースを3タテしたことだろう。
球団ホームページでは交流戦優勝記念のロゴが表示されていたが、その中に「20th」の文字が見える。ああそうか、球団創設からもう20年が経つのかと思う。イーグルス創設にいたるきっかけが「あの出来事」だったわけだが、その一連の協議の中で行われるようになったのがセ・パ交流戦である。
片や「あの出来事」の結果、合併球団として発足したオリックス・バファローズだが、阪急~オリックスという球団史の中で特に「オリックス・バファローズ20周年」として何かあるわけでもないようだ。
さてバファローズ、交流戦は10勝8敗でカープと5位タイで終了。途中7連勝もあり、得意の交流戦で何とか持ち直した感がある。
交流戦は昨年とはガラリとメンバーが入れ替わる中、先発ではエスピノーザ、曽谷、ブルペンデー対応の高島、齋藤、そして支配下登録の佐藤といったところが活躍、山下も最終戦で戻って来た。中継ぎでは私の勤務先企業出身の古田島がデビュー以来無失点を継続中、勝ちパターンには山田、本田が復調、どんな場面でも黙々と投げる吉田、井口といったところが支えている。抑えのマチャドは最終戦で逆転をくらったが、まあこれはこういう日もあると割り切るしかない。
攻撃陣では西川を4番に据えるという荒療治が功を奏したようで、3番・太田、5番・紅林で中軸はようやく安定してきた。前後についてはその時その時でしのぐしかないようだが・・。
パ・リーグ首位のホークスは相変わらず独走状態だが、2位・ファイターズから5位・バファローズまではまだ団子状態。ペナントレースもまだ前半ということで、再開後の勝負も楽しみである。
・・私はといえばこの交流戦、大阪での週末カードが2つあったが結局現地観戦に行けず、その中で1試合現地観戦した広島での試合は14対0でボロ負け。まあ、こういう年もあるだろう。来年はどのような日程・場所になるかわからないが、カープとの試合観戦は楽しみたいものである・・・。