まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

クライマックスシリーズ初戦

2014年10月11日 | プロ野球(バファローズ・NPB)
今日は昼間は仕事の関係で出社、夜は職場の歓送迎会ということで、携帯サイトからの結果だけだが、バファローズもカープも残念な結果に終わった。

特にバファローズの場合は、金子も中盤に捕まり、これまで支えてきた中継ぎ陣も佐藤が崩れた。また打線も平野が復帰したが、ペーニャが謎の欠場。相手の攻守に阻まれた(というよりも、諸氏の観戦記事ブログを読む限りでは暴走のようだったが・・・)。

何だか嫌な負け方である。これではあかん。

これで、本当に後がなくなった。ここは日本ハム得意のディクソンに託すしかない。クライマックスシリーズは唯一となるが、明日は私も生観戦にて、彼らの雄姿と粘りを見守りたい・・・。
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第1番「青岸渡寺」~西国三十三ヶ所巡り・4(下)

2014年10月11日 | 西国三十三所
もう一月前のことになるが、西国三十三ヶ所第1番・青岸渡寺へのバスツアー。大阪から6時間を経過してようやく那智の滝に着いた。先ほど、「那智の滝周辺はトイレの数が少ないから」とすぐ下のかまぼこセンターで休憩を取ったのだが、その分滝や寺での見学時間に充てられないのかと思う(そのゆったりした時間の中で用を足せば・・・)。

那智の滝は、入口から石段を下りて見物してまた戻って・・・で20分しか持ち時間がない。なるべく早くと石段を下りる。

この日は比較的水量も多いそうで、滝らしい眺めが広がる。やはり那智の、熊野のシンボルである。できれば滝壺拝所まで行き手を合わせたいところだが、そこまでの時間がない。おまけに、参加者の記念写真を撮るので集まれと言われる。別に買うまでのことはないが、もしこのツアーに参加して写真を購入された方がいらっしゃれば、「こいつか」と見ていただければ(まあ、拙ブログをご覧になることはないだろうが)。

あくまで、三十三ヶ所の巡礼であり、観光ツアーではないのだ。滝には寄るのが精一杯なのである。

そして、青岸渡寺の石段の下にバスが着いたのは14時半。ここで1時間20分ほどの参詣時間となる。

ここでは参加者が揃って本堂でお勤めをする。つまり、朝にバスの中で唱えた開経偈やら般若心経。やはり、それが目的である。ただ、これまで手探りでお参りしてきたことを思うと、一度先達について流れを体験するのはいいだろう。

青岸渡寺の境内までは400段以上の石段を上がる。金剛杖を持った先達について行くが、「脚に自信のある若い方は、先に行ってや~。で、蝋燭と線香は先に上げて、皆揃うの待っててなあ~」と言われる(別に私の方を見ていたわけではないが)。ならばと、そんなに速いわけではないが、石段を先に上る。そして、ツアー参加者の中ではおそらく一番乗りで青岸渡寺の境内へ。途中、那智大社と青岸渡寺の二股に分かれるところがあるが、そこを鳥居をくぐって那智大社の方に行く人もいたようだ。

何やかんやで人数が揃う。

ちょうど、同じツアーの京都発の組とタイミングが重なり、ならば一緒にお勤めとなる。天王寺・三国ヶ丘発組の女性先達も、ここに来て泉州のおばちゃんらしく、大声で豪快にリードする。京都組が心なしか押されていたような。

朝から長かったが、お勤めを一通りこなしてようやく落ち着くことができた。やれやれ。これで、バスの発車まで自由時間。

ちょうどお勤めの時に、多くの朱印帳やお軸をボストンバッグに入れて上ってきた添乗員が皆のご朱印を代行で対応していた。他にも朱印を受ける人が多いため、寺側も4人で対応していた。これは第1番札所ならではだろうが、これまで朱印帳を持っていなかった人が新たに買い求めることも多いとか。そのため、ここでは予め青岸渡寺の朱印が入った状態の朱印帳がある。それを買った人は日付だけ書いてもらう。先に4人で対応と書いたが、そのうち1人は、「日付だけの方はこちらへどうぞ~!」と、スーパーの呼び込みみたいな感じで手招きしていた。いろいろあるもんやな。

で、朱印帳を添乗員に預けなかった私は、リュックを背負い、手にはJRのキャンペーンのガイドブックを持って並ぶ。最も無愛想な感じの方が対応する列だったが、私の番にはサラサラと書いていただき、「スタンプの場所わかりはる?」と訊かれる。本堂の階段の脇にあったので先に押したのだが、ツアーの客ではなくわざわざ列車を乗り継いでやってきた個人客と認めたようだ。散華もポンといただく。これで、最も遠い札所をクリア(・・・実は、満願前にもう一度来なければならなくなったのだが、この時は知るよしもなく)。

1時間20分の滞在時間と言っても、石段の往復やお勤めやご朱印となると、自由時間はそうあるものではない。中にはお勤めには参加せず、自由時間と割り切って境内を散策していた人もいた。私も三重の塔と那智の滝の構図を撮影したり、那智大社にも参拝したが、やはりバタバタ感は拭えなかった。まあ、1日でいろんなものがついて税込3980円の格安ツアーなのだから、仕方ない。本式にゆったり回るなら日帰りは絶対無理なスポットなのだから。

さて帰りである。泉州おばちゃん先達が「これから無事に帰れるようにということで」、夕方のお勤めの音頭を取る。

その最中、対向車線でクルマが派手に事故していたのを見る。パトカーやら救急車が出動して対応に当たっていたが、その横を読経中のツアーバスがすれ違うというのも、一足早く供養しているようで妙な感じである。

再び熊野川に向かう。途中で、青岸渡寺の散華と、ご詠歌護符が配られる。散華はともかく、ご詠歌護符というのは、先達と一緒に行かなければ札所寺院からはいただけないものである。先達同行だからこのご詠歌護符もいただけるというのが、バスツアーの売りの一つなのだろう。またその一方で「次回10月にもツアーをやりますんで、ぜひご参加ください!」という添乗員と先達からのPRが激しい。

熊野古道の中辺路に入り、立ち寄ったのは近露の道の駅。往路もそうだったが、ここから紀伊田辺に出て渋滞に巻き込まれることを考えると、ここである程度の食糧と「燃料」は仕入れておいたほうがよい。・・・とまあ、それを積み重ねると、ツアーの参加料よりあちこちのスポットで買い物に費やしたお金のほうが高いのではないかと思うのだが。

・・・そして、渋滞のほうは案の定そうなってしまった。紀伊田辺から北上するが、本当にジワジワとしかバスが動かない。もうこうなれば和歌山を過ぎるまでは同じような状況だろうから、ゆったりまったり過ごすことにする。さすがに先達からの言葉もなく、宴の後のようなどんよりした雰囲気である。

途中、紀ノ川サービスエリアで最後の休憩。やはり土産ということで何かしら買ってしまう。おかげでリュックもパンパンになる。ここからは高速道路の流れも順調で、まずは三国ヶ丘駅に立ち寄る。ここで半数が下車。泉州のおばちゃんパワー満載の先達さんもここで下車である。

後は惰性で天王寺に到着。時刻は22時近く。やはりバスだと往復で15時間コースである。それだけ、やはり遠いのである。那智は・・・。

朝に鮮やかにその姿を見たあべのハルカス。夜景の灯りも落ちるころに到着。パンパンに膨れ上がったリュックを背負って近鉄に乗り、自宅に到着する。

問題はその翌朝。

カメラに収めた画像をパソコンに保存して、ブログにアップしようということでリュックをあさる。ところが、いつもなら入っているはずのカメラがない。中身を全部取り出しても、ないものはない・・・。これはバスの中に忘れたか、それとも阿部野橋駅に置き忘れたか。ただゆっくり考えると、土産物やら何やらでリュックがパンパンになり、バスの車内で整理をしていた。その時に、座席の下に転がり落ちてそのままになったのかもしれない。

手元にないことは確定したので、土日祝日はメールのみの営業という阪急交通社のメールアドレスに状況を送信する。一方で、近鉄の忘れ物センターに電話するが、カメラの届け出はないとのこと。

・・・1日モヤモヤとした気分で過ごしたが、阪急交通社から電話があり、バス会社のほうで見つけてくれて預かっているとのこと。本人着払いになるが、それでよければバス会社から送るとの言葉をいただく。そしてそこから日数を置いて、ようやくカメラとの再会を果たした。

いろいろあったバスツアーであるが、値段の安さや移動コストを考えれば人気があるのもうなづける。ただ、この人気も「第1番札所」のイメージが強く働いている。添乗員も先達も「第2回となるとお客さんが半分になるんです。そして第3回にはさらにその半分なんです」と、しきりに次回ツアーのPRを展開していた。第2回は紀三井寺、粉河寺、そして施福寺を回るのだが、「施福寺・・・正直、きついです。皆さん覚悟しておいてください。今からエレベーターやエスカレーターはやめて、階段で脚を鍛えておいてください」と、添乗員が脅しにかかる。

私の次の西国三十三ヶ所巡りは施福寺(時期未定)なのだが、西国一、二を争う難所だとか。果たして、どうなるか・・・。

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