先日友人から「ふるさと納税」の話を聞いた。そういう寄付があって、その故郷からはお礼の品物が届く。最近地方の自治体が「うちに納税して」と「お礼の品」で競争するようになってる。 こんなことまでは知ってた。
この友人が「やると旨い物を贈ってきていいんだよ」と言う。彼は商才のある男で今も現役でばりばりやってる。
昨日かみさんとこの友人の話を元に「ふるさと納税」を語りあった。その時点では「寄付した額」の税務上の扱いはどうなるのか定かではなかった。
2つ考えられる。税額計算対象収入からその寄付額分を引いて税額計算する。もうひとつはこの寄付抜きで税額計算した結果から寄付分を引いて今年の税額とするやりかた。
僕は「後者はないでしょう。寄付精神だもの。だから前者のはず。」と推測し、かみさんにも「そのはずだよ」と解説までした。
ところが今朝の新聞に解説がされてた。後者なんですね。自分が払うべき税金の一部を他の自治体に納めたものと考えるんですね。「うん、それだと贈られてくる品物代金は?」「あれっなんかおかしくないか? 錬金術か?」
正確には寄付した額から2000円だけは手数料で徴収されるが、それ以外の負担なくお礼の品物を手にできる仕掛なんです。しかも寄付できる額にはその人の収入によって上限がある。これもしっかり考えないといけない。高額所得者は高額寄付が許されるからリターンも大きくなるのです。 いいのかこんな制度が運用されてて。
こうなる事を意図した制度ではないと思う。地方自治体も だしてくれるなら1000円でも多く集めたい。隣の町よりお返しを良くして、「こっちの水は甘いぞ」と売り込むのは当然と言える。制度設計に甘さがあったんだな。
やはり即刻廃止すべき制度だと思う。「お返しを設けてはいけない」なんて条件は満たされるはずがない。
この友人が「やると旨い物を贈ってきていいんだよ」と言う。彼は商才のある男で今も現役でばりばりやってる。
昨日かみさんとこの友人の話を元に「ふるさと納税」を語りあった。その時点では「寄付した額」の税務上の扱いはどうなるのか定かではなかった。
2つ考えられる。税額計算対象収入からその寄付額分を引いて税額計算する。もうひとつはこの寄付抜きで税額計算した結果から寄付分を引いて今年の税額とするやりかた。
僕は「後者はないでしょう。寄付精神だもの。だから前者のはず。」と推測し、かみさんにも「そのはずだよ」と解説までした。
ところが今朝の新聞に解説がされてた。後者なんですね。自分が払うべき税金の一部を他の自治体に納めたものと考えるんですね。「うん、それだと贈られてくる品物代金は?」「あれっなんかおかしくないか? 錬金術か?」
正確には寄付した額から2000円だけは手数料で徴収されるが、それ以外の負担なくお礼の品物を手にできる仕掛なんです。しかも寄付できる額にはその人の収入によって上限がある。これもしっかり考えないといけない。高額所得者は高額寄付が許されるからリターンも大きくなるのです。 いいのかこんな制度が運用されてて。
こうなる事を意図した制度ではないと思う。地方自治体も だしてくれるなら1000円でも多く集めたい。隣の町よりお返しを良くして、「こっちの水は甘いぞ」と売り込むのは当然と言える。制度設計に甘さがあったんだな。
やはり即刻廃止すべき制度だと思う。「お返しを設けてはいけない」なんて条件は満たされるはずがない。
一方、過疎化、都会への住民の流出により、税の落ち込みが痛手となっている地方自治体の何とか金を集めたい気持ちもわかる。「貴方がたの故郷の山や川を思い出して、少しでいいから助けてくださいよ。産直物のお礼はしますから。」と、苦肉の策だったのでしょうね。これは難しい問題です。大げさに言えば、田舎の自治体と都会の自治体との税をめぐる戦いみたいなものです。お礼の産直品に飽きてきたり、ブームが去れば廃れていくように思われますが。私の周囲でやってる人いません。
地方が税金不足の状況はよ~く解ってる。「ふるさと納税」が「この道しかない」ではないだろう。
今の事態が「寄付文化」のある米国に知れ渡ると「日本人はせこいわね」と言われかねないぞ。
寄付文化の無い日本で庶民の援助で地方財政を助けようという発想が美し過ぎる。
ところで、父の曽祖父の時代から浜っ子の私、夏休みなど田舎に帰る子たちがうらやましい時もありました。
岳さんはそういう気持ちはなかったでしょうね。
そうだ、暮れの越前そばはふるさと納税でもらえるのですか。他の人にはそれを楽しみだったら、一概にいかんともできないでしょう。一人あたりの上限を設けるとか、優遇税制を是正するとか、地方財政を何とかするのはやはり国の政策に他ならないでしょうね。
さて「ふるさと納税」 僕はやってません。年金生活者がやるもんじゃないですよ。先輩のように「金が入ってきちゃう人」がやることでしょう。だから福井県からの「お礼」が何かしりません。もらえるとしてさて何か? 「もみわかめ」「浜焼きさば」「越前がに」「越前蕎麦」「黒龍(日本酒)」こんなのだったらいいね。
今一度念押し。「ふるさと納税」は当初の計画と違った形になっちゃった。地方が助かる以前に一部の人が錬金術に使うようになってる。中途半端な理解、結論はよろしくない。「歪んだら辞める」この原則を忘れてはいかん。何か「企業版」というのができるらしい。「おいおい」だ。石破君しっかり見てよ。