goo blog サービス終了のお知らせ 

小学3年生に大人が怒られる

2023年05月11日 20時38分55秒 | 国を憂う
撮り溜め録画を数本消化した。 その中でこれを御紹介。 但しNHK+では13日の土曜日までしか視聴できませんので、見たい方はお早めに。
番組は「NHKスペシャル“いじめ”から、逃げない 3年2組 4か月の挑戦」です。”いじめ”を無くしたい、どうしたら無くせるのか 大阪の小学校で始めた挑戦のドキュメントです。

「これまでは起きてしまった後で、ああでもない、こうでもないと反省はして来た。でも無くすことはできなかったですよね。」との反省から、「もっと予防的な策が必要なのでは」と考えるようになって、学校あげて、市(吹田市)あげて挑戦を始めたのだそうです。
ここからは要点だけ。
”いじめ”は日本だけの問題じゃなく、世界的に共通してる問題なんですね。欧米では「予防策」が必要ということが相当以前から言われてて、教育プログラムも開発されてるのだそうです。「指導資格」もあるようです。この点では日本はまったく遅れてるんですね。
大阪の挑戦では学校の時間割に「いじめ」という時間を設けてるんですよ。先生が寸劇までやって、小学3年生に考えさせる。まず「thinking error」という言葉を自分の知識として理解させる。これは「君がそう考えてる事、そこにいじめがあるよね。それはシンキングエラーよね」と自覚させること。さらに加害者、被害者がいて、もう一人「傍観者」がいるね。「傍観者のままでいいんだろうか」と考えさせる。なかなか意見しなかった子が意見しだすんだそうです。小学3年生が真剣に「いじめを無くそう」と努力し、成長していく姿は「けなげ」ですよ。
これ見て僕は「この子たちは今の社会、大人たちの行動を見てどう感じる、考えるだろうか」を思うし、一生懸命やってる先生がたは「子供から社会現象について質問された時困るんじゃないかな」をついつい考えちゃいました。
公園のゴミ箱に家庭ごみを夜中に捨てに来る大人、資源ゴミの分別をちゃんとやらない大人 どれだけ学校で「正義」を教えても、「不正義」がまかり通る、むしろ「不正義が優位になる」世の中ですよ、子供は歪みますよね。大人がしっかりせんと、小3から怒られまっせ。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« いろいろ考えるな | トップ | 米タイム誌 岸田首相を紹介 »
最新の画像もっと見る

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
闘う人間たちの (kanou37)
2023-05-13 07:03:50
低年齢化。と、言っていいのか、大人たちも確信犯といったらいいのか。自分個人の中にもそういう気持ちは絶えず揺らいではいる。
 が、闘っていく意欲にはつながらない。自分はゴミ箱の組み立てにだけは、携わろうとしている。それは免罪符をいただこうとしているということだ。  

 コロナの時代は少しは遠ざかったが、ゴミ箱の取っ手に触れることが嫌なんだろう。それはわかる。通勤の途中で、ポケットに消毒面など用意して、切り抜けられることはできるのだが…
 自分は子供の頃、健気だったろうか…なら、いつ頃まで健気であったか⁇  せめて高齢者の健気けなげさだけは、持ち続けよう。あざといが⁇
返信する
確信犯もいるだろうけど ()
2023-05-13 11:56:00
kanou37君 確かに大人の中には「確信犯」もいるな。「悪い事」と解ってるが、ちょいとやっちゃう。こういう人はまだいいよ。注意すれば「そうですね」と引いてくれる。そして次は(「次から」ではない)「ちょっとやめとこ」と遠慮する。
僕が一番気になるのは「確信犯」でない大人。「悪い事」だと思ってない奴。注意すると今にも掴みかからんかの目線でにらみつけてくる。
ひところ「道徳感が薄くなった」と社会問題になったが、「社会道徳」が無くなっちゃたよね。
「免罪符をいただこう」と表現してるけど、その志があれば十分じゃないでしょうか。「悪くはしない」タイプですよ。「持ち続けること」 いやいや全く「あざとくない」んじゃないか。 素晴らしいことだと思います。
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

国を憂う」カテゴリの最新記事