政争の具にしてはいかん、賭けの材にしてはいかん

2021年06月23日 09時10分05秒 | 国を憂う
今の菅政権は「最後の賭け」に出てると見てます。秋までに衆院選挙があるのですが、現状では自分達与党にプラスになる材料は皆無だと認めてるのでしょうね。
内閣不信任案の提出に対して「解散」で対抗すると強気だったのに、打って出れなかったのがその証拠。
安倍さんの時代から未解決で続いてる(国民が忘れてくれない)案件がちらちら煙を上げるし、菅さんは「官僚が書いた文章を読むだけの人、真摯な議論が出来ない人、『政治は力で』が唯一の信条の人、やりたい気もなかったのにタイミングで祭り上げられちゃった人」と国民は見てる。(少なくとも僕は) だいたい、「おれが言えば、動く」式の「力の政権運営」はもう時代遅れだと知るべきですよ。自分でもモンモンとしてるんじゃないですかね、「こんな役引き受けるんじゃなかった」とね。
これだけマイナスがいっぱいだと選挙結果の数では勝っても、数は大きく減らすのは見えてる。それはいやでしょうね。

さっそこでだ、政府与党は今何を考えてるかだが。 与党にプラスになる材料を作りたい、いや作らないと部下から、公明党から突き上げられる。「ヤバイけど、これしかない」で選んだのが「強引な五輪開催」なんじゃないですか。「命がけの賭けにでた」ってこと。
強引というのはIOCからの要求をのんだ形で開催し(外へのメンツを維持した上で)、内へは「安全安心を守る」という口約束だけで五輪を開催し、無事に終了する事を祈りながら、小さい事故にはなんとか体裁をつくろって、「ほら見ろ、おれの判断は正しかっただろう。オレの施策で国際的にも評価上げたじゃないか。経済的にも効果あったじゃないか」という状況を作りたいんだろうね。
これを唯一最大の成果として秋の選挙に臨む、臨むしかないと判断したんでしょう。

「五輪」を自己の利の為の「政争の具」に使うな と言いたい。国民の生活を賭けの材料に使っちゃいかんですよ。 菅、二階共同軍もとうとう崖っぷちまで来たってことでしょう。
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