とうとう手取り足取り指導

2024年06月24日 08時10分04秒 | オペラに挑戦
先週の稽古から本格的立ち稽古になり、出だしの1分間は運動会のごとく走り回る演出だとわかった。体がついていかない不安はあるが、そこは今更で、bestをつくしかない。
次に不安を思ったのが衣装。 燕尾服着て、執事風な演技の要求。普段履き慣れない革靴、細めでスマートに作られてるズボンであれだけ動けるか、舞台で足音がバタバタしないか そこは確認しておかないとと思い、昨日の練習、靴とズボンを履いて稽古した。
まぁまぁさして問題は無さそうということで一安心。ついでにだ、タイトにできてる上着も一度確認しておいた方ががいいだろうと思い、次回30日には上も着てみようと思う。もう公演まで1ヶ月ないわけで、演出先生にぼくの衣装イメージを見てもらっておくのもいいことでしょう。
前回の稽古報告で、演技途中で女性は男を誘惑するポーズ、男は強く素敵な男性のポーズを決めて、10秒程静止する場面があることを書きました。先生はこの場面にいたく執着してて、各自自分のポーズを決めてくるよう宿題にしてた。しばし各自のポーズチェック時間があり、僕も当然やらされた。 「岳ちゃん違うな、何かもっとないの」と不満らしい。あれこれ変えてみても「よし」が出ない。先生から「右足はこうしてさ、左はこう置こう。次左手をこうして、右手をこうやったら」と舞台の僕に客席から詳細指導。 「うんうん、いいんじゃない。」「そうだな、右手さ頭に持っていって、髪をなぞるように動かしみて」「いいじゃん、それでいこう」。
丸坊主頭の僕「髪ないんですが」と笑いをとったところでぼくの決めポーズが決まりました。
はっきり自覚したね、こういう才が無いことを。 「やって」と言われても真似する元がないから何も出来ない。次に自分を客観的に想像する能力がないんですね。 この2つが無いのは致命傷らしいです。
役者さんて人がするポーズのあれこれを日頃観察して整理して絵として頭に収納してるんでしょうね。それと長年演出家から叱咤されまくって、自然と「自分の姿」を客観的に見る能力が備わってるんですよ。この2能力が備わって、初めて役者なんでしょうね。
舞台に立てばいろんな人になれるじゃん なんて考えてたけど、甘かったと今頃悟りました。
コメント (2)
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