
歌い終って帰ってきました。朝10時からで疲れたけど大いに満足してます。歓喜、歓喜。
合唱団の中の1人だからでしょうが、全くあがらず、緊張することもなく、今の歌力を100%出せた本番でした。練習の成果もあるはず。そりゃ随所に「いけねっ!」って箇所ありますよ。でも人間ですからね、あって当然。
第一楽章の演奏が始まった時、小ホール内で登壇のイメージに整列、そのまま袖横の廊下に移動、待機。第二楽章の中盤でステージの袖に整列。二楽章終了時に入場、登壇。三楽章はステージで立ったままま、演奏を聞く。長いから体が強張ってくるのがわかる。やっと4楽章。でも歌うまでまた長い。じっと耐える。バリトンソロが歌いだしていざ合唱。始まったらガンガン進む。このスピード感にのって高揚感も増して行く。自分の歌声が周りの声に同調して響き合うのも何度か感じた。ますます高揚。「よ~しここからフーガ」「次の入りは要注意」そんなことを思いながら歌い進める。「おっと、もう最終フレーズ」、最後は最高に高揚して「歓喜」を歌いあげた。
第九は歌う側も高揚できる歌なんです。いや高揚して歌う歌なんですよ。大満足。
終了後マエストロ、独唱者を交えて講評会。
マエストロが「よかったよ。実は初めてここに来た時この合唱団はだめかと思った。でも今日は驚いた。君達は右肩上がりの成長じゃなく、真っすぐ上に向かって成長したよ。」最高の誉め言葉。話半分にしても成長を認めてくれてるわけでしょう。僕もそう思う。
たたですね、成長の理由は「助っ人さんの参加」でしょう。彼らが入って合唱が変わったのはみんな解ってる。そんなことはどうでもいいです。いい合唱団のいい合唱でした。



左 ゲネプロ風景。登壇はしたけど、マエストロ休憩中。
中 ゲネプロ三楽章演奏中。合唱団は座って待つことを許された。この後四楽章でゾロゾロ立って歌った。
右 本番待ち。昼を摂り、正装に着替えて小ホールで待ってる。
「来年もやりたい」と主宰者側が提案してた。今はまだ今日の興奮で考えられない。先輩は「また歌いたくなるのが第九」と言ってたが。