第九を歌った興奮もどうにか覚めてきた。まだ歌がひょいひょい出てくる。来年同じ企画があったらまた歌うなってな気分を残しつつ体の中におさまりつつある。
歌う時間がなくなるのはやはり寂しいので「ラ・ボエーム」も参加することにした。8月末の公演に向けて毎月2,3回の練習に通うことになる。この1年間とおなじ歌生活。既に楽譜とCDはいただいてきた。これを自分用に編集する作業を昨日やった。
楽譜は自分のパートの頁だけコピーして薄い楽譜にし、歌う小節にマーキングすること。わかったことは今回はバス、バリトンが2つ、3つに分かれて歌う部分があること。例えば花屋で歌うグループと売店で歌うグループとみたいに。詞もメロディーも違うようだ。おもしろそうだけど、自分の持ち場はいつ決めるんだろうか。さらに詞だけA4一枚に書きだして覚える材料にするんだが、これは今できない。
CDは全パートの分がセリフ毎に録音されてるので、これもバス、バリトン部だけにしてMDにする。僕の車はMDなんです。これで歌う量がわかります。蝶々さんより多いようだが、問題ない量だと解った。今も後でMDがなってます。
「ラ・ボエーム」のCDを聞いて感じたことがあります。この1年蝶々さんと第九をやってきた経験が裏にあってです。
どっちもそれなりにおもしろくて興味ある声楽なんだけど全く質が違うということ。第九は重厚であくまでもがっしりした「これがクラッシック」という声楽。だから第九にしかない魅力があったと解ってきました。一方オペラは「遊び」を感じます。軽いです。悲劇なんだけど明るいです。7日の第1回練習で最初の数小節をピアノ伴奏で聞かせてもらい、歌いました。その数時間前に本番を翌日に控えた第九練習をやった後だけにその違いを瞬間的に感じました。
どっちが好き? どうも僕はオペラの方が好きなようです。楽しくて体が動きそうになってくるのがいい。プッチーニが書いた楽曲がすばらしいということもあるだろう。そういえばクラシックはたくさん聞いてきたけどオペラ系を聞く機会はあえてもってこなかったよう。
一般クラシックからバレー音楽に移った友人がいるけど、僕はオペラ音楽へなのかも。
次回の練習で先生に提案しよう。椅子に座って練習するより立って歌に合わせて体動かして歌った方がオペラに近づけるんじゃないかと。ん~ん、楽譜見れないのが問題か。