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生の弦楽アンサンブル

2012年04月22日 16時53分54秒 | つれづれなるままに
午後隣町のホールへ地元の弦楽アンサンブルのコンサートを聞きに行った。ヴァイオリンが13名、ヴィオラが6名、チェロが3名、コントラバス1名の楽団。当然プロじゃなく趣味として集まったグループで、自分達の年に1回の発表会なのでしょう。
田舎だし、そんなに期待はしてなかったのです。60歳以上は無料だというし、小さなホールで弦楽の生が聞けるならいいかで出かけました。
「北欧の調べ」と題したプログラムで
   シベリウスの「悲しきワルツ 作品44」
   テレマン の「ヴィオラ協奏曲 ト長調」 
   グリーク の「ペール・ギュント」より5曲
   ニールセンの「弦楽のための小組曲 作品1」
  アンコールで
   シベリウスの「アンダンテ・レシタティーボ」
良かったです。やはり「生」ですね。これはなにものにも代えがたい迫力がありました。1曲目、3曲目は知ってるメロディーだし、北欧のメロディーってノストラジ―を感じさせ、馴染み安いと思うんです。
ペール・ギュントはイプセンが書いた詩劇をもとに作られた組曲だということ、ペールは劇の主人公の名だということ、ついでに詩劇の内容と曲の背景も教わりました。なるほどね。納得。これからこの曲を聞く時はもうちょっと深い味わいをもって聞けそうです。
アンコールの曲は初めて聞きましたが、シベリウスが自分の葬式のために描いた曲で実際に演奏されたそうです。北欧らしくていい曲でした。
おもしろかったのは(こういう小規模でお客さんとの距離感がないコンサートだからできるのでしょうが)途中でアンサンブルをバックに会場全体で合唱のコーナーがあったこと。歌詞カードは入場の時配られてました。
  「夏の思い出」「少年時代」「明日があるさ」「見上げてごらん夜の星を」 の4曲。
選曲もいいですね。1年前の震災以降、こんな形式のコンサートが増えたのかもしれませんね。

新聞の片隅にあった開催案内に目が止まって行った会でしたが、とっても得したように思います。うまいへたではなく、生を聞くのはいいもんです。
コメント (2)
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