ダンスが教材になるらしい

小中の教育内容がこの４月からいろいろ変わるようです。その中でダンスが教材として取り入れられるようで、先生が汗してるとのニュースがありました。
50歳を超えた男性教員が学校が終わってからスポーツクラブに通ってヒップホップダンスを習い、家では高校生の娘からアドバイスをもらってるというのです。
目的と方法にズレがあると思われ、つい笑ってしまったのです。小中学生が興味を持って学業に臨めるようにと取り入れるのでしょう。そこまではいいと思うのですが、体育の授業で取り入れなければならんのか？、先生が教えなければならんのか？　そうじゃないように思えるのです。
まずだれが教えるかですが、今の先生にお願いするのは無理でしょう。上に書いたおじさん先生がいい例です。先生よりうまい子が大勢いる状態は簡単に想像できます。子供に興味を持たせる目的が逆に「つまらないもん」になりかねない。僕は専門家、有名人に要請してはと思います。NHKの「課外授業」という番組が好きです。ああいう形式で本物に触れさせる方が効果ありと考えるのです。EXILEのウサ君がブータンで踊りを勉強する姿を見ました。彼のようなプロに教われるとしたらどれほど興味を持たせることができるか。有名なプロとまではいかなくても専門家の方がいいにきまってます。
先生の立場からもう１点。今後ますます新しい教育内容を取り込もうとする動きが増えてくるでしょう。それらを全て先生に頼っていけないとも考えるのです。先生だってそんな万能じゃないですよ。頼り過ぎです。かわいそうです。
どういう形式で学業に取り込むかについては授業でなくてもいいんじゃないですかね。部活としてやりたい子が集まってやるではいけないのだろうか。授業にするから先生でなければいけないともなってるんじゃないでしょうか。
いろんな物に触れさせる。しかもできるだけ本物に。そして興味を持った子は伸ばしてやる。これからの初等教育の基本だと思うのです。
柔道が中学で必須になるとの話があります。不慣れな先生が教えて事故が起きないか心配です。