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「ワーキングプア」って知ってますか

2006年07月25日 20時38分48秒 | 国を憂う
7/24夜NHKで「ワーキングプア」の実態を報告してました。初めて聞いた単語です「ワーキングプア」。でもどうも深刻そうな、今の日本の実態を垣間見れそうな単語なので見てしまいました。
結論は『まじめに働こう、働きたい、働いてる んだけど、「どん底」から抜け出せない人達』が多くいるという実態です。
チャランポランとしてる30歳前の人達(フリーターっていうのかな)ではないですよ。奥さんに先立たれ、息子2人を大学までは行かせたいとがんばる40歳くらいのお父さん、彼は勤めてた会社をリストラされ、今はガソリンスタンドを3つ掛け持ちして、月収20万しかない。35歳の青年はホームレス生活(ダンボールの家で寝る)から抜け出せない。65歳の洋服仕立て屋さんはアルツハイマーの奥さんを抱えて、迫り来る健康保険料のUPに「払えん」と断言してる。まじめに働いても働いても、生活は悪くなってくばかりという実態です。
「新しい貧困格差」なんてことがよく言われてるんだけど、実感はなかった。ぼくのように大会社に32年も勤めた人間では実感できない世界が広まってるようだ。そんな現実も自分がかかわってる社会の問題として見続けていようと思わされた。
別の投稿で「平均寿命のウソ」と題してUPしてるけど、全部ひとつのこととして見てないとまずいよな。
ここ10年ほど国がとってきた施策、どこかズレてたんじゃないだろうか。見るべき兆候を見ずに来たのではないだろうか。
みなさんも自分の問題としてちょっと考えて。
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平均寿命のウソ

2006年07月25日 20時04分30秒 | 国を憂う
昨日今日神奈川に帰って、療養型施設に転院いた母を初めて見舞った。母の状況としては今までの急性期の病院を「出なさい」と言われれば、この形が今はベストなので「入れてもらえてよかった」というのが本心。
その印象より、改めて驚いて納得した事実をUPしますね。
それは「日本人平均寿命の実態」です。
母が入った病院は外来の診察もやる病院ですが、実態は母のような「いわゆる病院は出されるが、家には帰れない」人を入院させて経営してる病院です。外来で精算を待つ人なんてほとんどいません。外来診療も2日に1回です。
さてさてそういう病院、入院者は母のような人で、4フロアー、20室、1部屋4人で計算すると、300人ほどの老人が入院してます。
僕がこの病院を訪れて最初の感想は「平均寿命を上げてるのはこういう人達の存在じゃないか」、「こういう人を除外したら15歳位平均寿命が若くなるんだろうな」です。
僕は単純なのでしょう、「だまされて」ました。この実態を考えに入れてませんでしたから。
日本の実態を理解するのにこれは大きな誤解でしたね。平均寿命を15歳も引揚げてる要介護人、この人達をだれが食べさせていくの。この実態を見せつけられて、今の日本がかかえてる問題(高齢化社会)が簡単ではないと実感させられたのですよ。
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