にゃおん・ざ・こーなー

北国に住む、猫とジャズが好きな親爺の日々。

ハービー・ハンコック「エンピリアン・アイルズ」

2006年03月23日 | ジャズ、音楽
もう1枚のブルーノートはこれ。
ショーター「フットプリンツ」ときたらハンコック「カンタロープ・アイランド」でしょう。
(これも持ってなかったし、まともに聴いたことなかった!?)
ハンコックにしろショーターにしろ、80%は所有若しくはよ~く聴いているのですが、ほとんど押さえたという気持ちが案外こんな聴きもらし盤を作ってしまうのでしょうか。
更に告白すると、マイルスでは、ブルーノート盤と「クールの誕生」は聴いたことがありません!ま、老後の楽しみにとっておくのもいいのかと・・・

フレディ・ハバード(cor, flh)ハービー・ハンコック(p) ロン・カーター(b) トニー・ウィリアムス(ds) というメンバー。
このリズム隊はもう言わずもがなの3人ですが、マイルスバンドと後のVSOPバンド以外ではあまり揃うことなかったのでは。
ハンコックもショーターもトニーあんまり使ってませんよね、うるさいから?目立ちたがりだから?生意気なガキだったから?
トニーがすげえドラマーであることは疑う余地はないけれど、マイルス作品以外では、おらはちょっと疑問符が付きます。VSOPやグレートジャズトリオやリーダーアルバムも、どうもトニーのドラムの音に、落ち着かなさを感じるのです。ズドドドーっと来るのですが・・・
このアルバムでも確かに革新的なドラマーであることは判るけど、ジョー・チェンバースのほうが空気を読めるドラマー?

アルバムは4曲目が当時のフリーもどきで今になるとちょっと陳腐だけど、この時期のハンコックはとに角いいです。ハバードも輝いてました。(何故か過去形・・)

さあ、シール3枚になったし、何を貰おうかなあ・・迷う・・

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ウェイン・ショーター「 アダムズ・アップル」

2006年03月22日 | ジャズ、音楽
先日のマリーナ・ショウのCDにブルーノート3枚で1枚プレゼントシールが付いてた。それならあと2枚買おうということにしたが、迷いました。オーネットのゴールデンサークル2集、トニー・ウィリアムス「スプリング」「ライフタイム」、アンドリュー・ヒルの2枚(1枚はドルフィー入りだし)、セシル・テイラー、グラント・グリーン、ジミー・スミス、サム・リバース、ケニー・バレル、ホレス・パーランetc・・・ブルーノートはいまいちだなんて言ってる割にはまだまだ聴きたいのがけっこうあるでないの!

で、そういえば持って無かったこの1枚に決定。ショーターのワンホーンで、ウェイン・ショーター(ts)ハービー・ハンコック(p)レジー・ワークマン(b)ジョー・チェンバース(ds)というメンバーで、「フットプリンツ」の初演が聴けるとなれば、これしかない!というかおらにとってのJAZZ OF JAZZはこの辺なんですね。いつもはずしたようなものばかりなので、たまにはど真ん中の聴かないと。

ハンコックのピアノ聴いた途端、「うん、これこれ」となる。ハンコックは後年の巨匠めいたプレイよりもこの頃の黒々としたのが好きです。それにドラムのチェンバース、数々の名盤に参加した名手ですけど、エルビンやトニー・ウィリアムスのように名前も演奏も出しゃばらないせいか、自分の中で認知度が低かった。いいですねえ、エルビンやトニーではなくこの人でなければいけないのかも。
お目当ての「フットプリンツ」は割とさらっとしてます。
ショーターのおどろおどろしさは少なく、決して大傑作ではありませんが、おらにとってのジャズの基本の1枚。
(ブルーノートのショーターが実は大好きなことに、今さらながら気が付きました。)
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ステーブ・レイシー「森と動物園」

2006年03月20日 | ジャズ、音楽
44Gにカートリッジ付け替えて、クリフォード・ブラウンやマイルスで音を確認した後、このおサルか獣か人を描いたジャケットが目につき聴くことにした。聴くのは何年振りだろう。
スティーヴ・レイシー(ss)エンリコ・ラヴァ(tp)ジョニー・ディアニ(b)ルイス・モホロ(ds)ESPレーベル、1966年録音。

トランペット、ずーっと昔からドン・チェリーと思い込んでた。ラヴァさんだったのね。
それにもっと大人数でグチャグチャやってたと思い込んでた。ポコポコした太鼓にレイシーとラヴァさんがストイックなフリージャズしてたんですね。否、フリーというよりパーッカシッブでしっかりした太鼓の音を土台にカチッとした演奏してます。
レイシーって、同じ音階でも5通りくらいのトーンで吹き分けるって聞いたことがあり、フリー系にも顔出してますが、吼えまくりのアホフリーとは違いますよね。(あっ!言っちゃった)
50年代からソプラノ一本槍、無駄な音は出さない、ハードボイルドな音楽家ですよね。
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シュアー44G

2006年03月20日 | オーディオ
さすがにいつのだか分からないオルトフォンVMS20Eの針が磨耗しきったのか、最近レコードの音の活きが悪く、カートリッジを交換した。
シュアー44G、3年位前に買ったけど、がさつなイメージがあり、古いオルトフォンの方がよく聞こえたのでほとんど使わずに死蔵していたもの。
付け替えて聴くと、高音が伸びやかにきこえる。あ~、オルトフォンの針は完全に磨り減ってたのね。

カートリッジって、カンチレバーの材質に音が左右されると思います。振り返ってみるとオーディオテクニカ、ダイナベクター、シュアーでもタイプⅣとかの細身のカンチレバーのものが好きでした。カートリッジだけは繊細好み?

その点、44Gは大雑把な造りで、カンチレバーも太めのアルミパイプ、これじゃどう見ても繊細さは無理です。でも好みとは違うけど、これは捨てがたい魅力があり、ガッツのある図太い音は、古めのアメリカ音楽にマッチする。最安カートリッジだけどあなどりがたい味がある。
付け替えた後は、しばらく違いを感じてるが、どうせ馴れてしまえば・・ねっ!

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免許更新

2006年03月20日 | 日々のこと
今年は運転免許の更新だ。残念ながらゴールドではない。
ここ数年違反は一切無いのだが、外回りの仕事をしてた時、不運にも駐車違反で数回やられて
なんと免停になってしまった。
免停講習は半日講義をうけ、午後からは冬だったので道路の除雪をさせられた。まさに懲役1日の刑でした。おらは仕事のために止む無く停めた車が運悪く(!)やられてしまったという不幸な違反者であるが、講習を受けている他の面々は違反を屁とも思っていない悪質ドライバーばかりで、こんな犯罪者集団と一緒にされることに屈辱感を覚えたものです。(笑)

あ~、ついに眼鏡使用の条件が付いてしまった、資力が無い分、視力だけは維持したかった・・ 

更新時講習は、他にやりようがないのかな・・
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菊地成孔著「スペインの宇宙食」

2006年03月17日 | ジャズ、音楽
サックス奏者、菊地成孔の本。
内輪ネタと鼻につくような部分(確信犯だと思う。)もあるが、料理の描写がうまくて、エロで病的、文章での菊地作品。菊地秀行の弟だけのことはある。

以前に読んだ「格闘技」について書かれた本は、こちらが最近の格闘技事情に疎いせいもあり、いまひとつだったがこの本は楽しめた。
「官能と退廃」のナル様ワールドが音楽同様に拡がっている。でもこの本はミュージシャン菊地の書いたものなので、菊地の音楽が好きで、「こりゃどんな文書いてるのだろう?ふんっ、音楽同様気取りやがって!」というのが正しい読み方のようで。

以前読んだ「東京大学のアルバート・アイラー」はこちらはジャズ好きには絶対おすすめです。    

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オーネットまで半月!

2006年03月17日 | ジャズ、音楽
おそらく最後になるであろうオーネット・コールマンの日本公演。
札幌では4月1日に「キタラ」(クラシック専用ホール、あんまりここでジャズは聴きたくは無い)で行われる。

前座というかオープニングは山下洋輔のソロ。オーネットとの共演もあるらしい。
山下はけっこう好きだけど、ファンの誰もが今回は邪魔(言過ぎ?)だと思ってるに違いない。
山下だってその位のことはわきまえているはずだけど、どうしてこの仕事請けたのかな、オーネットとやれることが嬉しくて請けたのなら、まあ、心情的には許せるが・・
オーネットが現役であるなら、できるだけシンプルな構成がいいなあ。

うげっ!当日仕事が入ってしまったど、開演には間に合いそうだけど、背広着てオーネット聴くのやだなあ~
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紙ジャケ

2006年03月16日 | ジャズ、音楽
皆さんは、CDの紙ジャケってお好きですか?おらはどっちでもいいのですが、棚に入れると背が見えないし、車に持ち込むと傷みやすいので、同じ盤ならプラケースの方を選びます。
もう少しCD枚数増えたら薄くて収納性いいので、紙ジャケがいいかもしれない。

紙ジャケはそういった機能で売られているわけではないですね。かつてLPレコードのジャケットはひとつのアートであり、ジャケットデザインで衝動買いしたこともありましたね。
初めて買ったマイルスは「インザスカイ」「オンザコーナー」でした「インベルリン」「スマイルズ」はもとより「カインドオブブルー」でさえ手を出さなかった。「クッキン」はありかも?
そんな味わいをCDにもということなんでしょうけど。
中古店では紙ジャケは高いですね。プレミア付けてるところもあります。初回限定盤がほとんどなので希少なんでしょうが、おらはどっちでもいいです。

あとデジパックというのですか、あれは確かに立派でちょっとアートしてるけど、あれもかさ張るし、車に持ち込んだりすると痛み易いし・・

プラケースも壊れやすいし、どれも一長一短ですね。
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ファイル交換ソフト

2006年03月16日 | 日々のこと
知人のコンピュータには複数のファイル交換ソフトが入っている。
そこは、音楽、映像そしてアプリケーションソフト(それもシリアルナンバー付き!)で入手できるというとんでもない違法ワールド。
最近役所や警察の情報がウイニーで流出したと報道されていたが、みんな使ってるのね。
日頃、中古CDを10円でも安く入手することを歓びにしているおらとしては、複雑です。
心情的なものなんだろうけど、正規のアルバムの形で入手してない物はなんとなく、自分のものになってないような気がするんですよ。
 それに「このアルバム買ったのは、あの頃だったなー」という、思い出も付加されてるし。

ダウンロードし放題、なんでもありで聴いても、何だかすべてのソフトがサンプラー化してしまうのではないかな。
それより何より、これは違法ですね。JASRACなんぞのあり方にはおおいに疑問があるが
これでは、ミュージシャンの暮らしにも影響出てくるもんね。

映画なんか、毎日観ても追いつかないし、音楽だって聴き散らかして終わりだろう・・でも・・・・
因みにこの知人は、ファイルを交換せずに受け取るだけにウイニーをいじってるようだ・・
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「TALKIN’ジャズ×文学」

2006年03月15日 | ジャズ、音楽
ジャズ評論家小川 隆夫と芥川賞作家平野 啓一郎の対談。
文学はあまり出てこない。
ほとんどジャズ談義だが平野氏も充分音楽に造詣が深く、楽しく読めたジャズ好きにはおすすめの一冊。
小川氏のエピソードが面白い。
「昔のミュージシャン(特にピアノ)の音は小さかった。」
「ウイントン・マルサリスはマイルス大好き。」等など。

おやっと思ったのは、小川氏が「オーネット・コールマンはハーモロディックスという彼なりの理論があってその裏づけもされているから他の人にはやりやすい」と発言してる。
え~っ!?ハーモロデックスって「確立された理論」だったの?菊地成孔は、オーネットのはったりで演奏哲学みたいなものって言ってたし、おらもそう思うのですが・・


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