ブログ
ランダム
【コメント募集中】goo blogスタッフの気になったニュース
記事を書く
検索
ウェブ
このブログ内で
ログイン
ブログ開設
トップ
dポイント
メール
ニュース
辞書
教えてgoo
ブログ
住宅・不動産
サービス一覧
閉じる
カワセミ側溝から
好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。
今日はたなくじの日
2011-08-01
|
雑記
不必要に焦って早くシャッターを切ってしまった。これじゃ用をなさない。
気を取り直して。しかし早とちりしてはならないそうで…。
ということで、「ところてん」に落ち着いてみようと思いました。
聞くところによると今日は「肺の日」なんだとか。煙草のみの人はたくさん吸ってくださいね。
そうであるなるなら、「ハッピイの日」でもあるね。と誰かが言ってました。なるほど、今日はその方がいいかもしれないですね。
コメント
カンディンスキーを観に行く
2011-08-01
|
感涙記
カンディンスキーを観に行った。抽象画が特に好きということでも無いようだけど、何故かカンディンスキーが昔から好きなのだ。藤子不二雄がマグリット好きというのは有名だと思うが、たぶんそのような頃に不条理な絵というのに興味を持ったのがきっかけだったと思う。そういう中でカンディンスキーの絵を正に「発見」したような気になった。当時適当に有名でもなさそうなことと、近代絵画よりは古い感じのくせに、しかしやっぱり斬新、というのがいいと思った。それに何より、見ている気分が何故か楽しいという感情に結びつくというのが不思議で魅力的なのだ。どうしても自分では説明できないのに結果的に楽しくなれるというのは、恐らくカンディンスキー自身が狙っていることでもあって、それって凄いことじゃないか、と思ったわけだ。その後しばらく忘れていたけど、池谷裕二の本を読んでいて、彼もカンディンスキーが好きだというのを見つけて、なんだかものすごくうれしくなったのを覚えている。脳のことを研究している人でも(だからこそかもしれない)、このようなカンディンスキーの魅力に取りつかれてしまうのだ。
でもまあ、いつもいつも思い焦がれているようなことでも正直言って無かったのだけど、山口県立美術館にやってくるというので、かなり気になっていた。近くにやってきたとはいえ、それなりに遠い。しかし子供たちは夏休みのはずだし、つれだすにはいい機会じゃないか。願わくば近くの温泉場にでも一泊旅行なんかできるといいな、と考えたわけだ。しかしながらそんな思いつきはもろくも崩れる。子供たちだってそれなりに忙しいし、全員が揃って一泊できる予定がつかないことが判明する。縁の無い間柄だったと諦めるより無いな、と思っていたところだった。
何の夏休みの予定も無いなんてつまんないじゃないかと子供のように駄々をこねていたのかどうか、日帰りだったら行けるんじゃないかという話に突然なった。じゃあ明日の日曜じゃなきゃ難しいようだということらしい。それでも次男坊は既に予定があるという。しかしまあ行ってくれば、という大人の態度である。むむ、これは脈が出てきたしめしめということで、そのまま僕は深酒して寝てしまった。
朝からも本当に行けるのかどうかちょっと怪しい雲行き。資源ごみを出す日だし、出発はそれ以降だ。つれあいは予定通りご飯を準備できるかという問題もある。僕はいつものように風邪気味で、鼻水がなかなか止まらない。飲みながらうたた寝でもしてしまっていたのだろう。長男は、何だ、やっぱり行かないのか、と言ったらしい。たぶんそれが決め手になって、9時過ぎに出発できた。自家用車は長時間運転に不安があるので、車はある筋から借りることにした。距離にして約270キロあまり。往復540キロ小旅行である。
無計画なりになんとかなるのは目的がはっきりしているせいである。とにかく美術館に絵を観に行くだけのことである。途中ひょっとして休館日なんかもあるんじゃないかという話になったが、夏休みの日曜にそれは無いだろうという話になった。ネットで調べるのが怖いのでやらなかったが、後でメモに開催期間と休館日が記されているのを発見して安心した。たどり着くのか不安が無いわけじゃないけど、たぶんどうにかなるだろう。事故さえ起こさなければいいのだ。
ただひたすら走り続け、関門橋で記念撮影したりして目的地へ向かう。昼時になって飯も食わなくちゃいけない。結果的には偶然寄った喫茶店のような洋食屋さんで前売り券をゲットして美術館へ入館できた。
事前にたいして下調べしていたわけでもないし、好きだと言ってもカンディンスキーに関することなんてほとんど知らない。抽象画以前の油絵なんかも観て、ちゃんとした絵も描けるんだな、などと思ったりした。しかしどんどん絵柄の線や色使いは崩れていき、子供でさえ描きそうにない展開を見せていくのだった。
正直に言うと僕の好きなカンディンスキーは、厳密にコンポジション・シリーズ(といわれるもの)だったようで、今回は来ていないのだった。少し残念だったけれど、そんなこともぜんぜん知らないで好きだった思いも確認できたし、抽象画が生まれていく過程をなんとなく目の当たりにして、不思議な感動を味わえたのは確かである。見ているものは見ているが、どんどん感情的になっていくというか、そうしてそのようなある意味でデフォルメと再構築が力を持つまでに葛藤していく、人間の生々しい苦悩のようなものさえ感じられる。その後にあの不思議なオーラを発っする抽象画へと、変化を遂げていくのであろう。人間の発明というのは不思議なものだ。今となっては当たり前に抽象画の力を信じて描く人や観る人がいるわけで、しかしその発見をなんとなく信じながら完成させようとする人たちの思考錯誤が無ければ現代も無かったのではなかろうか。もちろん人間の可能性としては、誰かがいつかは成し遂げられたことかもしれないが、たとえそうであってもパイオニアとしてこの道を発見できたということに大きな価値があるように思えるのだった。
それにしてもある意味で、久しぶりの酔狂を成し遂げることができたというのが何より楽しかった。付き合わされたつれあいに息子は、多少迷惑だったかもしれないし本当に楽しめたのかどうかも分からない。結果的にサザエさんのじゃんけんにも間に合って帰ることもできたし、強行軍なりにコンパクトな一日の出来事ではあった。それにまだまだ夏は終わってもいない。正直体は疲れたけれど、そういうものがまったく関係なくなる別の力が生まれたような、そんな気分なのである。
コメント
記事一覧
|
画像一覧
|
フォロワー一覧
|
フォトチャンネル一覧
goo blog
お知らせ
ブログを読むだけ。毎月の訪問日数に応じてポイント進呈
【コメント募集中】goo blogスタッフの気になったニュース
gooブロガーの今日のひとこと
訪問者数に応じてdポイント最大1,000pt当たる!
プロフィール
自己紹介
自己流とかオレ流なんてうへえと思っているくせに、我流しか通せない人間です。他人の後をついていってるつもりで迷子になるような…。
ログイン
編集画面にログイン
ブログの新規登録
最新コメント
マサアキ/
あの財布は戻ったか
はじめちゃん/
あの財布は戻ったか
マサアキ/
9対1の不思議
はじめちゃん/
9対1の不思議
マサアキ/
激しい権力闘争と社会問題化するリアル 白い巨塔
はじめちゃん/
激しい権力闘争と社会問題化するリアル 白い巨塔
マサアキ/
必要とされる女性たち
はじめちゃん/
必要とされる女性たち
マサアキ/
うてあってくれない言葉
マサアキ/
うてあってくれない言葉
ブックマーク
タカトシ記
朋友・バイカー青年奮闘記(含むその他)
大村ワン岸ジャック日和
兄と冒険者たち
番頭日記
根性の人とは彼である
鶴の一言
人徳の人とは彼である
まっちゃんのひとり言
実は高校生の頃から縁のある先輩です
友ちゃんブログ
職人気質だけど固くない懐の深い人
はじめちゃん奮闘記
先輩会長さん。ある意味ブルドーザーみたいに力強いですよ
obaken亭日常
正義漢の人。ミュージシャンの人として結構昔から知っていました
親父の趣味と吹奏楽部と雲仙市
同世代オヤジ・ブロガー、カバオさんのページです。さらりと鋭い意見もさすがです。
カレンダー
2011年8月
日
月
火
水
木
金
土
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
31
前月
次月
goo blog
おすすめ
おすすめブログ
【コメント募集中】
スタッフの気になったニュース
@goo_blog
お客さまのご利用端末からの情報の外部送信について
最新記事
戦争被害と人種を越えた愛 アムステルダム
爆弾、ってところもいいね
ひとのものだから魅力的 欲しがり奈々ちゃん~ひとくち、ちょうだい~
積読の罪悪感
皆ブライアンを崇拝している ブライアン・ウィルソン 約束の旅路
Nとは何か、の意味を追う Nのために/
さえない男には見えないが…… ノッティングヒルの恋人
過去を振り返ってしまった
実際のサンタだってやってられない バイオレント・ナイト
お伊勢参りに行ってきました
>> もっと見る
カテゴリー
時事
(820)
ドキュメンタリ
(57)
映画
(1744)
ドラマ
(28)
読書
(735)
ことば
(256)
食
(284)
散歩
(542)
音楽
(227)
雑記
(910)
感涙記
(104)
HORROR
(192)
母と暮らせば
(14)
つぶやき
(46)
掲示板
(191)
culture
(294)
net & 社会
(149)
境界線
(183)
Science & nature
(83)
なんでもランキング
(110)
コロンボ
(70)
睦月ちゃん
(10)
日記
(4)
バックナンバー
2024年11月
2024年10月
2024年09月
2024年08月
2024年07月
2024年06月
2024年05月
2024年04月
2024年03月
2024年02月
2024年01月
2023年12月
2023年11月
2023年10月
2023年09月
2023年08月
2023年07月
2023年06月
2023年05月
2023年04月
2023年03月
2023年02月
2023年01月
2022年12月
2022年11月
2022年10月
2022年09月
2022年08月
2022年07月
2022年06月
2022年05月
2022年04月
2022年03月
2022年02月
2022年01月
2021年12月
2021年11月
2021年10月
2021年09月
2021年08月
2021年07月
2021年06月
2021年05月
2021年04月
2021年03月
2021年02月
2021年01月
2020年12月
2020年11月
2020年10月
2020年09月
2020年08月
2020年07月
2020年06月
2020年05月
2020年04月
2020年03月
2020年02月
2020年01月
2019年12月
2019年11月
2019年10月
2019年09月
2019年08月
2019年07月
2019年06月
2019年05月
2019年04月
2019年03月
2019年02月
2019年01月
2018年12月
2018年11月
2018年10月
2018年09月
2018年08月
2018年07月
2018年06月
2018年05月
2018年04月
2018年03月
2018年02月
2018年01月
2017年12月
2017年11月
2017年10月
2017年09月
2017年08月
2017年07月
2017年06月
2017年05月
2017年04月
2017年03月
2017年02月
2017年01月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年09月
2016年08月
2016年07月
2016年06月
2016年05月
2016年04月
2016年03月
2016年02月
2016年01月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年09月
2015年08月
2015年07月
2015年06月
2015年05月
2015年04月
2015年03月
2015年02月
2015年01月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年09月
2014年08月
2014年07月
2014年06月
2014年05月
2014年04月
2014年03月
2014年02月
2014年01月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年09月
2013年08月
2013年07月
2013年06月
2013年05月
2013年04月
2013年03月
2013年02月
2013年01月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年09月
2012年08月
2012年07月
2012年06月
2012年05月
2012年04月
2012年03月
2012年02月
2012年01月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年09月
2011年08月
2011年07月
2011年06月
2011年05月
2011年04月
2011年03月
2011年02月
2011年01月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年09月
2010年08月
2010年07月
2010年06月
2010年05月
2010年04月
2010年03月
2010年02月
2010年01月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年09月
2009年08月
2009年07月
2009年06月
2009年05月
2009年04月
2009年03月
2009年02月
2009年01月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年09月
2008年08月
2008年07月
2008年06月
2008年05月
2008年04月
2008年03月
2008年02月
2008年01月
2007年12月
2007年11月
2007年10月
2007年09月
2007年08月
2007年07月
2007年06月
2007年05月
2007年04月
2007年03月
2007年02月
2007年01月
2006年12月
2006年11月
2006年10月
2006年09月
2006年08月
2006年07月
2006年06月
2006年05月
2006年04月