カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

文法を作り出す能力

2010-03-27 | 雑記
 バラエティ番組を見ていると、明らかにテレビ的な頭のよさというものがあるらしいことを感じる。学歴や勉強ができるということとはまったく別の頭の使い方のようなもの。それはテレビというものに対する慣れのようなものが前提としてありそうだが、同時にその場を動かす文法のようなものを先に作り出す力のような気もする。そういうものを作り出すことができる人が、流れを支配し君臨できる。
 芸人というのはやくざ的な仕事だとは感じていたが、そういう立場というだけでなく、実際に存在感が大切なのは、そういう意味において当然なのかもしれない。見た目の美しさはもちろん力があることであるし、そういう頭の使い方が、またそうなのであろう。
 現実的な社会でそのような能力があることは、それはそれで有利には違いないが、しかしそれは絶対的な力なのではない。またそのような頭の使い方が、たとえばビジネスにおいて必須的に必要なのではない。
 しかしながら、文法を作るということについては、参考になることは確かだ。多くの人に賛同され支持される文法を作り出す。そういうことができるならば、おそらくそれは仕事のできる人である。
 ネタばらしすると、昨日見たバラエティでの有田という人の存在に、そのような頭の良さを感じる。相棒の人の名前は忘れたが、彼は瞬時にその考えを読んだ上で役を演じることにしているように見えた。彼らの信頼関係が周りを巻き込んで文法を決定させる。ただのダベりのように見えて、なかなかやるものだと感心してしまった。
 ひょっとすると、ほかのバラエティも似たような仕組みなのかもしれないが、それが島田伸介だったり、えーと、その他のボス的な人たちのやり方なのかもしれない。
 今さらなんですが、バラエティって知能ゲームでもあるんですね。おみそれしました。
コメント
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